『笑顔の中に美味さあり。』

やきとん専門店「やき処やんちゃ」店主ブログ

すれ違い
毎度ありがとうございます!

今日は実際にお店であった、微妙な気持ちのすれ違いの話しです。

いつも「やんちゃ」に来てくれる野球部の後輩Hが、昨日は彼女と来ていたんです。
偶然そこに、後輩Hの担任だったM先生から「今から3人で行くから。」と連絡がありまして。

「おい、今からM先生来るってよ。」
「マジっすか~。超コワかったんですよね。」
なんて後輩Hと会話してたら、ほどなくして先生がご来店したんです。

eyes0168.jpg「先生、お久しぶりです。」
「おう。やんちゃに久しぶりに来たなぁ。とりあえず生みっつな。」
「はいよ~。生みっつー!」
早速、ご注文の生ビール三つをお出ししたんですけど、
後輩Hは横目でチラチラ先生のほうを見てるものの、アクションがないんですよ。

途中、トイレに立った後輩Hをつかまえて、
「お前、先生に挨拶した方がいいんじゃねぇか?」
「いやー。コワいんですもん。てか、自分のコト分かんないと思うんですよね・・・。」
「そんなこと、ねぇだろうよ。」なんて、会話してたんですよね。

そのまま時間だけが過ぎていってしまって、結局M先生が先にお帰りになる事になりました。

で、外に出てお見送りしてたら先生が「アイツ、野球部のHだろ。」ってボソッて言うんですよ。
「先生、気付いてたんですか?」
「入ってきてすぐに気付いてたよ。でも女の子と一緒だったんで声かけないでしまったけど、
あとでヨロシク言っといてくれな。」って申し訳なさそうに言って帰られたんです。

店内に戻ったら後輩Hが、「先生、なんか言ってましたか?」って言うんで、
「お前のこと、しっかり分かってたよ。彼女連れだったんで声かけなかったけどゴメンなって。」
「マジっすか~・・・。うわ~!」なんて、やっちまったよ~みたいな顔してるわけです。

「やっぱりお前のほうから、先生、お久しぶりです!って声かけるべきだったんじゃね。」
「・・・ハイ。後悔してます。28にもなって自分何やってんスかね。」
「なら、今、電話してやるから、後で代わって話してみたら。」
「ありがとうございます。」

電話では先生、「お互いさまだなぁ。ハハハ。また今度やんちゃで飲もうな。」って
笑って言ってくれたそうです。

いろんな遠慮や、きっかけを探しているうちにアクションを起こせなかった典型的なパターンですよね。
自分もすぐに「先生、修学旅行でタバコ見つけてボコボコにした、あのHいますよ。」って
いいパス出してやれば良かったかなぁ、なんて反省したりして。

自分にとってもホロ苦い味のする、昨夜の出来事でした。

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