『笑顔の中に美味さあり。』

やきとん専門店「やき処やんちゃ」店主ブログ

読書の秋
毎度ありがとうございます!

秋は「食欲の秋」のほかに「読書の秋」とも言いますよね。
みなさんには意外と思われるかもしれませんけど、
自分は日本史や歴史の本が好きで、結構その手の本をよく読みます。

実は今から20年位前の函館にいた頃に、どうしても読みたかった本があったんですよね。
結局タイミングを逃して買わずにいたら、いつの間にか廃刊になってたんです。
いま古本で見つけても定価2500円位だった本が、15000円でも買えない貴重本になってました。
うーん・・・あの時、パンチパーマかけずにこの本を買っておけばよかった。
目の付けどころは良かったんですけどね(笑

その本を先日どうしても読みたくなってネットで検索していたら、
山形県内では山大中央図書館にしかないことが判明したんですよ。
うちのバイトで山大生のハタケにお願いして、山形市から移管してまで借りてきてもらいました。

eyes0994.jpgその本が窪田志一著「岩屋天狗と千年王国 上巻・下巻」です。

正直、歴史が得意でない方にはかなり難しい本かと思います。
でも、好きな方にはその内容がすごいんですよ。

いわゆる、トンデモ本と言われてる本なんです。

我々が学生時代に習った日本史・歴史の根底をひっくり返すような内容になってます。
ネタバレしようにも、おそらくみなさんが読む機会はないと思いますんで簡単に要約すると、

〇日本には古くから幕府にも統治できなかった隠密政策集団があった。
〇織田信長暗殺は明智光秀の仕業ではない。
〇徳川幕府は彼らの勢力を恐れ、隠れキリシタン同様、歴史から抹殺しようとした。
〇西郷隆盛の征韓論は本当はなかった。
〇ザビエルには宗教師の他に別の顔があった。
〇著者窪田氏は彼らの末裔であり、その史述は「異端記」「かたいぐち記」に記されている。

まだまだ、濃い内容盛りだくさんなんですけど、その主張・仮説があまりにも突飛なため
学会や学説としては未だに認められていないという内容なんです。

今流行の「都市伝説」などという言葉では表現しきれないほど、
莫大な資料をもとに今まで習った歴史を検証し、覆しながら核心に迫っていく内容は
読んでいくほどに怖くなります。

自分がその時代を見たり聞いたわけでもないんで否定も肯定も出来ないんですけど、
教科書が必ずしも本当のことを書いているとは限らないという、
誰かに意図的に捏造されている部分もあるのかもしれない、と思えるだけでも面白いんですよ。

この本は入手困難ですけど、ほかに比較的に入手しやすいお奨めする一冊は、
「隠された十字架 法隆寺論 梅原猛著 新潮社」
コレも一度は読んで見てもらいたい一冊です。

秋の夜長、たまにはゆっくり本など読んでみてはいかがでしょうか。

コメント

1. こうゆうの

結構好きです。

映画にしたら面白そうです。

2. >しんさん

自分の周りでも結構好きなやつが多いんですけど、
なぜか全員が男ばっかり…。

身近に「歴女」が出てくる事を願う、今日この頃です(笑
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