『笑顔の中に美味さあり。』

やきとん専門店「やき処やんちゃ」店主ブログ

コンビニ時代
毎度ありがとうございます!

今日は、なんとなく昔話をひとつ。

仙台での成り上がりサラリーマン生活にピリオドを打ち、函館に戻ってから選んだ次の仕事は
大手コンビニのFC加盟店のオーナーでした。

オーナーなんて言うとカッコよく聞こえますけど、単なる雇われ店長みたいなもんです。
本部の言うとおりに新商品を発注して、本部の指定する商品しか並べられない。
本部に与えられた制服を着せられ、本部の評価を重要視する。

要するに、本部の言うことには「YES。」という人間であれば、別に誰だっていいわけです。

当時の北海道は、コンビ二業界の勢力分布図の凝縮と言われるほど新店舗出店が目まぐるしく、
交差点の向かいなんて当たり前、時にはすぐ隣に別チェーンが出店するなんていうのも
珍しくありませんでした。

当時はまだ、酒販免許は自由化になっておらず、酒屋さんからの鞍替え店舗のみお酒を販売でき、
酒もタバコも売ってない、いわゆる「ナシ・ナシ。」のコンビニも多かったものです。

それでも、空き地や空きテナントがあれば、とりあえず本部直営店として出店してしまって、
あとからオーナーを募集して経営委託していく方式が一般的だったんですね。

だから、経験・年齢・不問でいいんです。
「すべては、研修で全部教えますから。」ということです。

自分は何でもカタチから入る男ですから、オーナーがアルバイトと同じ制服を着させられて、
たまに巡回に来る本部のSVがスーツ着てバインダー片手にダメだししていく画が、
どうしても納得いかないわけですよ。
お客様から見ても誰が店舗責任者か分かりづらいですしね。
「オレは、あんた方に雇われているわけじゃないだろう。」と。
まぁ、若気のいたり、いわゆる屁理屈ってやつです(笑

で、一切、店で制服を着るのをやめました。

その代わりに、毎日クリーニングしたてのYシャツにネクタイという
清潔感のあるちゃんとした格好で、店に立つことにしたんです。
逆に、本部SVは店舗に巡回の際は制服を着用してから入店してくれ、と。

eyes0949.jpgとにかく、何でも本部にやらされる感がイヤでイヤで(笑
ことごとく反抗的なオーナーでしたね。

フランチャイズ契約なんてどこもそんなもんですけど、
その頃は20代半ばでそんなことが分かるはずもなく・・・。
「こんなの商売じゃねーじゃん。」

今から18年も前の話です。

でも、その経験のおかげであらめて「商売とは何ぞや」、「儲けるとは何ぞや」ということを
深く考えるようになりましたし、「小さくてもいいから自分のやりたいお店をやろう。」と
鶴岡に帰ってきて【やんちゃ】をオープンさせたわけです。

おかげさまで毎日が充実してますし、やりたいことが出来ていることに感謝しないといけません。

こうやってあらためて自分の人生を振り返ってみると、確かにいろんなことやってきましたねぇ。
そのひとつひとつの経験が、今の自分を支えていることは間違いありません。
良いことばかりでもなかったし、人に言えないようなこともたくさんやってきました。

その都度、周りの人たちに救われ助けられ、元気や勇気をもらい立ち上がってこれたからこそ
今の自分があるんです。
ガキの頃からの友人、野球部の仲間・先輩・後輩、函館の仲間達、やんちゃを愛してくださるお客様、
大切な実家の家族、そしてカミさんと子供たち・・・。

仕事やお金じゃなく、人との出会いとつながりが、人生を大きく左右するもんだと思っています。


まとまりなく書き始めましたが、うまくまとまりました。
今日の鶴岡は、天気が良くて気持ちがいいです。
今日も一日、頑張って行きましょう!

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