『笑顔の中に美味さあり。』

やきとん専門店「やき処やんちゃ」店主ブログ

虚しきステカン(後編)
毎度ありがとうございます!

休日の朝に、コーヒーを飲みながら、昨日のつづきでも。

北海道全域を、函館・札幌・札幌大通り・旭川・釧路の5支店でカバーしているため、
ステカンに記載のフリーダイヤルを廻すと、どこかしらの支店につながるわけです。

函館は市外局番が0138でしたから、同じく市外局番013から始まるエリアすべてが
フリーダイヤル担当エリアだったんです。
札幌の隣り、小樽市も市外局番0134でしたから、ここも函館支店で担当できるエリアなんですね。

つまり、小樽市内にステカンを撒いたら、函館支店の電話が鳴るということなんです。

問題は、高速道路が整備されていなかった当時、小樽までトラックで約4時間くらいかかるってこと。
それでも、未開のエリア小樽でもステカンさえ撒けば、絶対に電話が鳴る自信はありましたから、
敢えて強行発注していたんです。

で、金曜日の夜10時にトラックにステカンを積み込んで、出発したまでは良かったんですけど、
11月上旬の北海道は突然の寒波に襲われて、一寸先も見えないほどの猛吹雪になったんです。
これじゃ、さすがにステカンを電柱に縛るのも無理と判断して、函館にUターンしたんですね。

そして、週明けの月曜日、札幌にいる支社長から電話がありまして・・・
「おう。ステカン、やったんか?」
「えっ、ええ。一応やりました。」
「そうか。それじゃぁ今週は小樽分の新規獲得、期待できるな。よくやった。」
「ええ、ハイ。ありがとうございます。」

完全に引っ込みがつかなくなって、ウソつきました。。∑(; ̄□ ̄A アセアセ

こうなったら、今週末にでもまた小樽行きを敢行して、早いトコ帳尻を合わせておかないと殺されるな・・・
なんて思いながら、撒けずに持ち帰ったステカンの山を見上げながら、次の予定を計画してたんです。

その間も、「小樽からの反応はどうだ?」なんて聞かれると、
「ええ。悪くないですよ。ステカン、正解でしたね。」なんて、
ウソにウソの上塗りをするしかなかったんですよ。

a2cd1e3b.jpegそんな数日後、支社長から一本の電話が・・・。
「テメェ!・・・ウソついてやがったなバカヤロー!!
 マジで殺すぞ、コノヤロー!!」
「は・・・はい。スイマセン」
「お前、今からこっちに来い!わかったか。こらっ。」
「は、はい。」

なんで、バレたのかは謎でしたけど、仕方ないですよね。
ま、命まではとられることはありませんでしたけど、こってり絞られました・・・(汗

その半年後・・・函館支店の事務員と札幌支店の支店長が社内恋愛を実らせ、
その結婚式に呼ばれることになろうとは、この時点ではまったく知る由もなかったのでした。

あの事務員、オレのこと売りやがったな・・・。

25歳、冬。
強いものだけが生き残ると、本気で思っていた頃です。
アホですな、完全に。
そんなアホな自分がいて、今の自分があるということです。
今でも、ステカン電柱に縛るの超~早いですよ、きっと(笑

思い出話が長くなりました。

みなさま、素敵な休日をお過ごし下さい。


コメント

コメントを書く