『笑顔の中に美味さあり。』

やきとん専門店「やき処やんちゃ」店主ブログ

新酒二銘柄
毎度ありがとうございます!

久しぶりに旨い新酒が入荷しておりますんで、今日はそのご案内を。

まず1本目は、遊佐町にある高橋酒造から「東北泉 純米しぼりたて生」です。

DSC_0019.jpg酒米には出羽燦々を100%使用し、日本酒度+2です。

実は、これともう1本「東北泉 純米超辛口」と、
どっちにしようか悩んだ末の入荷です。

最近は、「辛口といわれる酒より、甘口・旨口のお酒が好きで・・・」
という方も、多くなってきました。
そんな方々に、是非とも飲んでいただきたいお勧めの1本です。

吟醸酒のような意図的な香りづけもなく、米本来の旨みと口の中に広がる余韻が後を引きます。
スイスイ飲むようなシャープなお酒というよりは、じっくりと「純米酒」を味わって飲んでいただきたい、
料理と一緒にお酒の味も楽しんでいただきたい、そんなお酒です。
もちろん、燗でも旨いですから、燗酒フリークの方もご遠慮なくお申し付け下さい。

そして、本日2本目のお酒は、杉勇蕨岡酒造の「杉勇 純米しぼりたて生原酒」です。

DSC_0020.jpgこちらは酒米に美山錦を100%使用し、日本酒度+2です。

この「杉勇」もしっかりと米の甘みが感じられて、飲んでいきなり旨いです。
その旨さにもしつこさがなく、むしろスッキリした印象が残るのは
そのキレのよさからくる余韻に嫌味がないからなんだと思います。

昨年の入荷以来、個人的に一番気になる蔵元です。
いい酒を造るいい蔵です。

こちらも是非一度、お試しいただきたい1本です。

実はこの2本、偶然にもどちらの蔵も遊佐町にあり、同く純米酒の日本酒度+2ですので、
この機会に呑み比べてみてはいかがでしょうか。

日本酒というのは、酒造好適米以外にもたくさんの要素を持って出来上がる、芸術品のようなものです。
辛さの目安であるといわれている「日本酒度」も、あくまでもひとつの目安でしかないんですね。
「米」「水」「酵母」「麹」「アミノ酸」・・・難しい講釈はいらないんです。

みなさんが実際に飲んで香って感じた印象そのものを大切に、
楽しんでいただければそれでいいんだと思うんです。

造り手にはまったく関係ないかもしれませんけど、お客様が日本酒を語るその要素のなかに、
「誰と飲んだか。」「どこで飲んだか。」という要素も、味覚に大きな変化を与えるものです。
気の合う仲間と、お気に入りのお店で飲むお酒は、不思議と美味く感じるのは自分だけでしょうか。

昨日今日と、1月というのを忘れるくらいの久しぶりの陽気に、心まで緩みます。

のんびりと、ゆっくりと、美味いホルモンに旨い日本酒を用意して、今日もお待ちしております。



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