『笑顔の中に美味さあり。』

やきとん専門店「やき処やんちゃ」店主ブログ

夢、破れても
毎度ありがとうございます!

鶴岡東の初戦は10-0のコールドで勝利をおさめ、幸先のいいスタートを切ることができました。
春季大会では、屈辱的な逆転負けを喫した第2シード山本学園が、初戦で鶴岡南に敗れたため、
準決勝までいくと、また山形中央あたりが濃厚でしょうか。

すでにベスト16が出揃い、半分以上の高校が姿を消したわけです。
3年間のすべてをぶつけろ!などと鼓舞してみても、一回戦が終われば必然的に半分になるという
負ければそこで終わりの非情な現実が待ち受けているんですね。

中学時代のチームメイト、オノの息子ユウタの夏も終わりました。
昨年の同期マルコの息子タクロウと同じく、鶴岡工野球部在籍でしたので、
直接的に球場のスタンドから応援したことは一度もありません。

でも、やっぱり鶴岡東を応援しながらも、個人的には同級生の息子の活躍が気になるものです。

ユウタが中学校の野球部に入部した頃に、甲子園の土をプレゼントしたことがありました。
あれからもう6年も経って、本当に過ぎてゆく時間の速さに驚かされますよね。
ユウタの机の上で、「甲子園の土 石川さんより」と大切にしてくれていたそうです。

これから中学・高校と野球を続けていってほしいなという、単純な思いでプレゼントした土でしたけど、
そんな心配も無用だったようで、実際に途中で辞めることなく最後までやり遂げたことに、
心から「お疲れさん。最後までよく頑張ったな。」という思いでいっぱいです。

高校球児は、優勝した一校を除いて、そのすべてが負けていきます。
みんなが勝ちたいし甲子園に行きたいし、三年間その思いだけで必死に練習してくるんです。

でも、負ければそこで終わり。
一回戦だろうが決勝だろうが、負ければそこでプツリと終わるんです。
その非情さの中で、必死に戦う姿にみな感情移入していくんだと思うんですよね。

たとえ負けたとしても、いや、実は負けたところから得るもの、気付かされるもの、
見えてくるものが高校野球の本質なんだということを、大人は知っているんです。

だけど、その答えが見えてくるのはもう少し先かもしれない。
その答えに気付かず、勘違い野郎な大人になった球児もたくさん見てきました。

本当の意味での勝負はここから始まるんです。
甲子園とかプロ野球とかではなく、自分の人生球場というフィールドの中で、
最高のプレーヤーになるために、また新しいスタートを切ってもらいたいものです。

オノからは「悔しいけど、なぜか清々しい気分だよ。」とメールをもらったけど、
それは即ち、やりつくした完全燃焼したということ。
親として精一杯バックアップした三年間、本当にお疲れさまでした。

ユウタはきっといい大人になります。
 
今度は、酒を呑むと面倒くさくなる親父と二人で、
やんちゃデビューする日を楽しみにしています。

その分、残りの大会は、鶴岡東を応援しろよ(笑

今日も一日、完全燃焼できるように頑張ります!!

コメント

1. 無題

準決勝は鶴南vs鶴東でしょう(怒)!
終わりを見つける為に戦うとことは人生でそう多くはない機会だと思います。だからこそ応援する方も気持ちが入っていくんですかね。

2. >まさるさん

大変失礼しましたm( ̄ー ̄)m

鶴岡南の松浦監督も当店をご贔屓にしてくれているんだった(笑
でも、置賜農業の斎藤監督も鶴商OBなんですよね~( ̄_ ̄ i)

正直、ここから先は「勝つ!」という気持ちの強いほうに軍配が上がります。
どの球児も悔いの残らないように全力でぶつかってもらいたいですね。

我々鶴商球児は「終わらないために戦う。」といった感覚の方が強かった気がします。
でも、甲子園で優勝しない限り、そのすべてが負けて終わる戦いに挑むわけです。

「ああ 仮そめの夢でも ないよりはましさ
どうせ流す涙ならお前と流したい
ああ 戦いにこだわって 敗れゆく定めだとしても
移ろう世間にゃズレてるほうがいい」
by エレファントカシマシ

すべての高校球児の未来に幸あれと願うばかりです。

3. 儚くて強き者たち

COCCOの唄に似たタイトルの作品がありましたね

もうすでに半数以上のチームが姿を消してしまったのですね(´・_・`)

〝筋書きのないドラマ″とは良く言ったもので
毎回、予想もできない感動を目の当たりに出来るのが
高校野球の素晴らしさだと感じています
「まだ、あどけなさの残る球児たちの、どこにこんなチカラが備わっているのだろう」と
何度も驚かされてきました
まるで、生まれたての赤ちゃんがめまぐるしく細胞分裂を繰り返して成長していくように、
わずか2週間足らずの間で、球児たちは精神面での急激な成長を見せてくれます
人生の先が見え始めてきた年代には、物凄くまぶしく見えます
羨ましいです、本当に

今年はどのチームが、あのグラウンドの真ん中に最後に残るのでしょうね
物陰からそっと覗くあきこ姉ちゃんのように見守っています ワラ

4. >酒田むすめさん

今年は特に、シード校やいわゆる強豪校が初戦で苦戦しているのが目立ちます。
延長戦や9回裏のサヨナラゲームも多い気がします。

最後まで諦めないこと、最後まで仲間を信じること、
高校野球を見ていて、改めて気付かされることが本当に多いです。

まだ中盤ですけど、加茂・庄内総合の合同チームの
田中君が放った大会第1号ホームランは、ダイジェストを見ながらも
感動して目頭が熱くなりました。

そんなところも高校野球の魅力ですよね。

これから終盤に入りますが、まだまだドラマは続きます。
物陰からだと見逃す恐れがありますので、
UV対策を万全にして、スタンドから応援宜しくお願いします!!
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