『笑顔の中に美味さあり。』

やきとん専門店「やき処やんちゃ」店主ブログ

短い夏
毎度ありがとうございます!

二年連続で甲子園出場を成し遂げた後輩たちの夏が終わりました。
今回は、甲子園まで応援に行くことが出来ず、テレビの前での観戦となりました。

結果は、三重代表のいなべ総合学園に3-5で惜敗。
3つのエラーのうちの2つが得点に絡み、普段通りの鶴岡東の野球ではなかった気がします。
敗戦後のインタビューや記事を見ると、緊張して固くなってしまったとのコメントが載っていました。

自分が勝手に思うに、前回は大会6日目、その前は大会7日目の試合日程だったんですけど、
今回は大会2日目の第一試合。

前回、前々回出場時には、選手達に甲子園のスタンドから実際に試合を観戦させて、
ワンプレーごとに沸くスタンドの歓声や、とにかく急がされる甲子園独特の間(時間)に慣れさせ、
県野球場では到底体感できない360度取り囲むスタンドと観客の声、
そびえ立つバックスクリーンと独特の雰囲気の中で、ここで自分たちが試合をするんだという
イメージトレーニングの時間を十分に使ったと聞いていました。

前日が開会式、翌日8時にプレイボールでは、雰囲気に慣れる時間が少なかったのかな、と
OBとしては少し甘ーく擁護してしまうわけですよ。
もちろん、対戦相手も同じ条件なわけですけどね。

言い訳はしませんが、ミスがなければ勝負になっていたゲームだった気がします。

それよりも、地元鶴岡からの一般応援ツアーバスの申し込み数が少なかったために、
応援バスの企画がやむなく中止になっていました。
金額の問題なのか、行程の問題なのか、はたまた試合日の問題なのか、
詳しいことはわかりません。

が、弾丸ツアーでの応援バスは在校生ならいざ知らず、大の大人が仕事を休んで
12時間かけてやっとこさ甲子園に辿り着いても満足感はイマイチなんですよね。
それは「試合終了から1時間後には浜甲子園駐車場を出発しなくてはならない。」という、
高野連からの厳格なルールに沿って企画されているからなんですね。

つまり、試合が終わったらゆっくりお土産を買う時間もままならず、味気ないというか
そっけないというか、甲子園に来たなぁなんて余韻が残らないんですよ。
大阪まで行っても、たこ焼きひとつ口にも出来ずに大阪を後にすることになるんですから。

だから、一度バスで甲子園に行ったことがあるOBは「次もバスで行こう。」とは
なかなかならないわけです。

そしてもうひとつに、組み合わせ抽選から試合日までの期間の短さの問題もあります。
今回の抽選日は8月4日でしたから、大会初日の3日前に決まるわけです。
そんな僅かな時間で会社や仕事を休む段取りをし、各種交通機関のチケットを手配し、
さらにはホテルも予約するとなると、これはもう至難の業ですよね。

そこで、これは個人的にいつも思っていたことなんですけど…
甲子園出場校が負けたら、そのチームのキャプテンが来年の試合日のくじを引いてから
帰ってくるというのはどうでしょうかね。

つまり、一回戦の対戦相手県と試合日程は、前の年の甲子園が終わった段階で決まっている
という画期的なシステム…(笑

「来年の山形の代表校は大会初日の第三試合で島根代表とです」なんて決まっていれば、
たとえ試合日が大会初日であっても、甲子園出場決定からは十分に時間がありますから
地元からの応援や遠方からでも、チケットの手配やホテルの予約も取りやすいと思うんですよ。
そしてなにより、仕事の都合もつきやすいと思うんですけどね。

選手や現場だって、県大会優勝後すぐに相手チームの研究と対策も出来ますし、
これだったら北海道や沖縄、さらには東北や九州などの遠方からでも応援スケジュールが
組みやすいじゃないですか。

「高校野球は純粋で穢れなく」なんて建前上言ってますけど、甲子園ビジネスが存在し
それが巨大なマーケットなことくらいみんな分かっているわけですから、
より効率的な大会運営(興行)でもいいと思うんですよね。

どうです、前の年に対戦相手が決まっていると、楽しみやモチベーションが下がりますかね?
いいアイディアだと思いませんか?

ま、そんなわけで、我々の短い夏が終わってしまいました。
が、来週の15~16日は夏休みをいただいて埼玉に行く予定です。
息子の部活も8連休ですし、少しはゆっくりできそうです。

今日は、珍しく深夜にブログを更新してるので、これから風呂に入って寝ます。

みなさま、応援ありがとうございました!!

コメント

1. 無題

前年に翌年の組合せを決める! なんて大胆ですごい提案! 実際は「(高野連の大好きな)公平性」を担保できないとか理由をつけられて実現は難しいかもしれませんが(主に地方大会の戦い方など)


僕は地方大会をもう少し早く終わらせるのもアリかなーと。7月26日くらいには代表校が揃って28日くらいには組合せ決定。問題は出場校が多い都道府県なので、6月20日くらいから週末を中心に1回戦を始め、期末試験が終わったら本格的にスタートとすればもう少し早く終わらせられる気も。北海道なんて春季大会終わって2週間ほどで夏の大会が始まるんですから、いけないことはない。抽選会は代理抽選にしてチーム滞在費も据え置き、とか。


応援団は……お金を度外視すれば飛行機の臨時便でしょうかね(笑)。伊丹空港から甲子園までは路線バス(空港バス)で約30分と意外とアクセスがよくモノレールと電車でもアクセス可能。これなら駐車場ルールに縛られることもない。問題は空港の運用時間上、第一試合はどうしても前日入りになってしまう……ので、その場合は19:30庄内空港発、20:50伊丹空港着(関空か神戸の場合は20:30庄内発22:00関空or神戸着)、始発まで梅田や道頓堀、あるいは神戸で呑んで遊ぶかサウナで仮眠とる方向で(笑)。まあ、臨時便飛ばせるだけの人を集められれば、ですが(その意味では、その地域の野球熱、スポーツ熱の高さが影響してくるので、さらに深い話に。笑)。

ともあれ、地元が甲子園から電車で8分の市尼崎のギッシリ詰まったアルプス&1塁側スタンドを見ると、この点でも東北は不利なのかもな、と感じますね。北海道や九州はなまじ東京から「遠すぎる」ために航空便移動が定着しているというか身近な分、むしろ飛行機移動へのコストと心理、両面のハードルが低い分、選択肢は多い感じがします。駒大苫小牧が勝ち進んだ時は臨時便、けっこう飛んでいましたし、東九州(大分)の友人は「甲子園観戦は実は夜行フェリーが一番便利で快適」と話していました。


なんというか、甲子園はいろいろ大変ですね(笑)。
とにもかくにも、今年も夏を楽しませてくれたチームのみなさんには、ありがとう!そしておつかれさま!ですね!
新チームにも期待しましょう!

2. >コーチャーさん

熱闘甲子園風のナレーションなら、
「その悔しい思いを胸に、後輩たちにまたここへ戻って来いという願いを込め、
その涙をぬぐった右手で掴んだ来年のカードは・・・大会3日目第四試合!でした」
なんていうのもアリかなと(笑

しかし甲子園は遠い!
もちろん、費用を度外視すれば飛行機利用が一番快適なんでしょうけど
それをこの夏の一大イベントと準備しておかないと
「じゃぁ、ちょっと甲子園まで。」と思いつきでは到底行けないわけです。
となると、やはり交代で運転しながら12時間かけて
自家用車で乗り込むのが一番現実的なんですよね。

昨年は、いろんなアクシデントがありながらも、
後輩たちと子どもたちとで、一人25000円で
ガソリン・高速・駐車場・ホテル付きで前泊で行けましたから。

いずれにせよ、もっと早くに日程が決まれば
選択肢は増えるはずなんですけどね。

これも、出場回数が増えてきた嬉しい悩みというところでしょうか(笑

3. 無題

やっぱり飛行機利用で25000円以下は厳しいですかね。第2試合、第3試合ならのんびり日帰りも可能だからどこかに実現してくれることを祈ります〜。

4. >コーチャーさん

庄内からの臨時便とかって夢のようですもんね。
でも、そこまでの野球熱、スポーツ熱はないような気がします。

でも、みんな行きたいんですよ、甲子園に。
今回の出場で、またいろんなことを憂う日々です。

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