-
毎度ありがとうございます!
明日21日は祝日のためお休みとなります。
ご不便をお掛けしますが宜しくお願いいたします。
昨日は息子と一緒に2台分のタイヤ交換をした後、おばあちゃんちの古い家具を運び出したり
ガレージの中の整理やら物置き部屋の配置換えやらで、とにかく身体を使った一日になりました。
正直、今朝は腰が悲鳴を上げています。
この慌ただしさも、季節が春になったからこその忙しさですよね。
センバツも開幕し、コロナ前の「声だし応援」が出来る普段の姿にようやく戻ってきました。
まだマスクは着用してはいるものの、マスク制約がない状況というのは気分的には楽ですよね。
少しずつ、少しずつでいいんですよ。
寒いところからいきなりフルスロットルでアクセルを踏まなくても、
暖気運転しながら少しずつ回転数を上げていけばいいんです。
先日もスタッフが一人辞めたんで求人広告を掲載したんですけど、残念ながら問い合わせは
一件もありませんでした。
こればっかりはタイミングと縁だと思っているんで、諦めずに募集は続けていきます。
誰かバイトする人いませんかねぇ。
素人、未経験、男女問わず大事にします。
年齢は自分よりも年下であれば問題ないですし、週1~2回の出勤でも全然大丈夫です。
気になる方は0235-24-1331まで、お気軽にお問合せ下さい。
本当は明日もやろうと思えばお店を開けれるんですけど、水曜日に団体のご予約があるために
スタッフの配置が変則的になってしまいます。
いくらエーススタッフとはいえ5日間連続はさすがに厳しいんで、スタッフの休息日と
出勤バランスも考慮しての休日でもあります。
スタッフの人員が足りていれば、忙しくなってきた今なら明日はやっていたかもしれませんね。
さて、昨日のハードワークが効いているのか、今朝は身体がめちゃくちゃ重いです。
明日また休みなんで、今日だけは気合いで乗り切ります。
明日はのんびり温泉にでも行って、この疲れを取りたいな。
新潟にでも行ってアカスリしてもらいたいです。
今日ものんびりやっていますんで、よろしかったらお立ち寄りください。
それではまた。
-
毎度ありがとうございます!
今朝はパイカを作りながら濃い目のコーヒーを飲んでいます。
いつもの日常、いつもの朝に変わりはないけれど、確実に春を感じる朝になってきています。
若い頃は、時間ギリギリまで寝ていたかったし、春だの秋だの季節を感じて生活なんて
一切してなかったですけど、だんだん歳を重ねてくるとそういうことが気づいたりします。
昨夜は後輩のナガオカが一人で顔を出してくれました。
娘の吹奏楽部の協賛金をお願いしにわざわざ飲みに来てくれたんですけど、
飲み代の方が高くつくだろうに、アイツはそういう男なんですよね。
学園倶楽部を立ち上げた時からですから、なんだかんだで出会ってから20年以上が経ちました。
昨日も「あの頃、めちゃくちゃ楽しかったですよね~」なんて会話で盛り上がりましたもんね。
当時はリーグ戦が早朝だったこともあって、みな出勤前に試合してそこから会社へ向かうのが
当たり前だったんですけど、ナガオカはユニフォームをきちっと着てるのに黒の革靴を履いて
グラウンドに登場する姿に、毎回大爆笑させられていました。
そういうのは全く気にならないタイプの男なんですよね。
いつの間にかそんな「なかやまきんに君」なナガオカも結婚し子どもが生まれ親となり、
良いことも悪いことも経験しながら歳を重ねていい大人になりました。
同期のタケシもマサヨシもナガオカも、みな普段は一人で飲みに来ます。
マサヨシは「自分のタイミングでサッと飲んで、ブログネタの確認作業が至福の時なんですよ。」
みたいなことを言って飲みに来ますし、タケシなんか「正直、お店混んでるとイラッとします。」
なんて店主の自分に向かって言いますか?(笑
ナガオカはブログで気になる内容があると、すぐに直接電話をかけてきて確認作業をします。
昨日も閉店後に1時間だけ「上がり酒」に一緒に行きましたけど、会話のところどころで
「どこで飲むかじゃないんですよ、誰と飲むかなんですよ!」なんて自分のブログのセリフを
自慢げに発して「お前、ブログ読みすぎだろ!」とツッコまれるのを待ってるんですよ(笑
昨日の共感ワードは、たぶん「毒にも薬にもなる。」だったと思います。
アイツはきっとどこかで使うはずです(笑
少し時間的な余裕ができたら、学園倶楽部のみんなで仙台にでも遠征に行きたいんですよね。
これは、いつかは絶対に実現したい自分の目標でもあります。
無駄にマイクロバスでも借りて、無駄に大部屋の和室をとって、いい大人がみんなで布団を並べて
ガーガーいびきをかいて寝るというね。
4月から母校野球部に入学するタケシの息子の応援のタイミングとか、理由なんかなんとでもなるんで
みんなでワイワイ楽しく行きたいんですよね。
いつか、そのうちに、なんてそんなぼんやりとした約束事は絶対に実現しませんから。
みんなでタイミングを合わせて「よし、行こう!」このノリが一番大事なんですよ。
昨日の上がり酒は、そんな楽しみを想像させてくれる楽しい酒でした。
さーて、今日も一日頑張りますか!
パイカが仕上がったら、カミさんのタイヤ交換に取りかかります。
それではまた。
-
毎度ありがとうございます!
みなさんは「御城印」を知っていますか。
先日の会津出張の際に立ち寄った「鶴ヶ城」で、御朱印ならぬ御城印を記念に購入してきたんですよ。
でも、持っている御朱印帳は神社と寺院を分けて貼っているためお城を一緒に貼るわけにもいかず、
どうしようかな、なんて悩んでいたんですよね。
そもそも、この辺りにお城なんてないですし、この先そんなに御城印をもらう機会なんかも
ないだろうなんて思っていたら、なんと鶴ケ岡城址である荘内神社でも「鶴ケ岡城」の
御城印を購入できるんですよ。
御城印って登城記念とか書かれていたりするんで、てっきり天守閣があるところでしか
発行していないと勝手に思っていたんで、正直びっくりしたんですよね。
昔はお城があった場所が今は神社として残っているところなんて、それこそたくさんあるわけです。
米沢の上杉神社でも「米沢城」のご城印が発行されていますし、ほかにも「上山城」もあります。
ということで、昨日はあまりにも天気が良かったんで、新潟までドライブしてきたんですけど、
早速、途中にある「新発田城」と「村上城」のご城印を頂いてきました。
新発田城はいかにも観光用という雰囲気ですけど、村上城はお城跡に建つ藤基(ふじもと)神社が
発行してるんで、御朱印と同じように宮司さんが筆で描いた趣きがあります。
相田みつをの書もそうだけど、筆で書かれたものの雰囲気の良さって心落ち着きますよね。
昨日だけで、あっという間に二つのお城を攻め落としました(笑
で、村上にはもうひとつ珍しいものがって、鶴岡から約1時間、道の駅「まほろば朝日」よりも
少し手前にドライブイン「ペガサス」があります。
少し前に群馬にある24時間ドライブインを「オモうまい店」でも紹介してましたけど、
あの「うどん・そばの自動販売機」って懐かしくないですか。
昔は荘内病院の食堂前のロビーにあって、それを食うためだけに病院に行ってましたもんね。
自動販売機とテレビゲームが並ぶ24時間の営業のドライブインが、めちゃくちゃ懐かしかったんです。
カミさんとシェアするために、うどんとそばの両方を購入したんですけど、
あのプラスチック容器に入った麺とかき揚げは当時と変わらないフォルムでしたね。
色も味も少し薄かったですけど、その分、昔の思い出が濃いんで一杯400円で待つ25秒は
十分に満足できると思いますよ。
先にいたおじさんも一人でうどんとそばの両方を食べていましたし、入口の写真を撮ったりして
昔を懐かしんでいるようでした。
真ん中に小さなテーブルが一つあるだけなんですけど、角には立ち食いのカウンターもあるんで、
「ここはやっぱり立ち食いで食おうよ。」とあの頃の味と雰囲気を思い出して食べてきました。
車で1時間で出会えるノスタルジー。
50年以上昔からある自動販売機をメンテナンスしながら頑張っているそうなんで、
今後いつ壊れて出会えなくなるかわかりません。
これから天気も良くなりますし、海と山を眺めながらプチドライブでも楽しんで、
懐かしい自販機に会いに行くのもいいかもしれませんね。
鶴岡方面から行くと、右側のトラック休憩場所の陰になるんで見落としがちですんで、
しっかりとナビをセットしてからがオススメです。
昨日はさらに新潟市内まで足を延ばして、タレカツ丼発祥のお店「とんかつ太郎」で
念願だった「タレカツ丼」を堪能してきました。
以前、初めて食べたフードコートみたいなセルフのお店で食べた「タレカツ丼」より
甘じょっぱいタレの味が濃厚で、甘じょっぱさの「甘」がより際立った印象ですかね。
もちろん十分に美味しかったですし、ボリュームも満点でしたよ。
食べ物では並ばないポリシーの自分が行列に並んでまで食べたくらいですから。
ただ、我が家はベロが安いんで、立派なものよりも安価なものの方が味覚が合う感じがします(笑
正直、もう一回食べに行くかと聞かれれば、あのセルフのお店のタレカツ丼の方が好みですかね。
一杯400円の自動販売機のうどん・そばで小腹を満たして、本格的な「タレカツ丼」を堪能し、
新発田城址、村上城址を回って「御城印」を頂いて夕方5時には帰宅しました。
いい休日だったと思います。
また今日から一週間頑張れます。
ではまた。
-
毎度ありがとうございます!
残念ながら、また強豪校の指導者の暴力が発覚しましたね。
秀岳館のサッカー部、東海大菅生の野球部、市立船橋のバレー部・・・
正直、こんなの氷山の一角どころか、髪の毛の先にも満たない数でしょう。
しかし、ぶっ飛ばさないと強くできないんでしょうかね、スポーツの世界は。
忍耐だの根性だのと、ぶっ飛ばされても「はい!」と服従することが勝つために必要なファクター
のように見せかけて、実は絶対服従の恐怖を植え付けてコントロールしているわけですよ。
「言ったとおりにやらないとお前なんか使わねーよ、バカヤロウ!」ということなんでしょう。
昭和じゃあるまいし、未だにそんなことやってるバカな指導者がいることに驚きです。
手まで出さないにしても、バカだのアホだの辞めちまえだの、そんな罵詈雑言は
この辺の高校野球の世界でも当たり前に見受けられます。
スポ少や中学部活の指導でもあるくらいですから、スポーツの強豪校ともなれば
「手ぐらい出ることも覚悟のうち。」で入学させなければならないと勘違いしている親も
実際には多いことにも驚かせられます。
その典型的なセリフが
「なんだったらコイツのことぶっ飛ばしてもらっても構わないんで、ビシビシ鍛えてやってください!」
などと、入学の段階でそういう暴力や暴言を受け入れる「覚悟」を持って来てることのアピールを
口にする親も多いと聞きます。
まず、これが勘違いする指導者がなくならない一つの要因です。
「オレはお前の親から了解を得てるんだ!」「文句があるなら親を呼べ!」みたいな。
そして、ある程度の結果が出てくると、それがいつの間にか「必要悪」のように容認されていく。
これ、グラウンドやコートの外でやられたら「暴行罪」が成立するんですよ、ビンタ一発でも。
どこの親でも、我が子がオギャーと産まれた時に感動した純粋な愛情や無垢な愛おしさや、
我が子の健やかなる成長を夢見たあの日の先に、強くなるために立派な選手になるために…
みたいなワケの分からん理由でぶっ飛ばされている我が子を直視できますか。
もしそれが、しつけや必要な厳しさだと言うのなら、
「必要ならオレがぶっ飛ばしますから、報告だけお願いします。」と言うべきですよ。
もしもぶっ飛ばすほどの理由があって、たとえば万引きをした、タバコを吸った、酒を飲んだ…
そんなもの指導者が手を出さなくても、親の責任だし親のしつけでしょうが。
テレビでそういう暴力の映像が流れるたびに、自分は
「何の権限があって、人んちのガキに手ぇ出してんだよ。」と言いたくなります。
「お前んちのガキが同じようにやられたら、どう思うんだよ。」と。
逆に、指導者が社会のルールを破ったら、逆に指導者をぶっ飛ばしてやればいいんですよ。
「信じてついてきたのに(預けてきたのに)、あんたは何をやってんだ!」って。
どうせ隠蔽して表に出ないんだったら。
仙台育英が甲子園で優勝し、そういう暴力や暴言を使わずに全国制覇できたという事実は
東北に初めて優勝旗がきたことよりも、新しい指導方法・新しい育成方法、新しいチーム作りの
今後のスタンダードとして、本当の意味での革命が巻き起こらないかと期待しているところです。
「おたく、まだそんなやり方なんですか。まだそんなこと言ってるんですか。」
みんなで言ってやればいい。
もう何十回と読み返した愛読書「野球と暴力 殴らないで強豪校になるために」は
機会があったら是非ともみなさんに読んでもらいたい一冊だと思っています。
本には、殴って強くしてきた指導者にも、殴られてもそれが強くなるためだと耐えてきた選手たちにも
昭和の鉄拳野球を経験してきた自分には「そう言うだろうね。」という予想通りの言葉が並びます。
でもね、もう令和の時代ですよ。
目標達成のための方法論の違いのように同じテーブルの上に並べて議論しがちですけど、
いい加減、指導者も親も目を覚まさないとだめでしょう。
暴力を正当化してはいけませんよ。
本当はこのテーマで、もっともっと書きたいことが山ほどあるんですけど、
自分にもいろいろと立場がありますんで、ここらで止めておきますね。
詳しく話したい方はカウンター越しにトークしましょう(笑
-
毎度ありがとうございます!
会津名物の「馬刺し」を求めて、会津藩32万石の城下を彷徨い始めた3人です。
途中「大衆割烹 焼はまぐり」の看板を見つけて、あっさり「馬刺し」を見切って入店したものの、
残念ながらここも満席でした。
何軒か断られながらも、ようやく「居酒屋 舞酒」さんのカウンターの一番端っこを確保できました。
会津の街も休日前の平日とはいえ、飲食店はどこも満席でしたね。
そして、どの酒場も活気があります。
ようやくハイボールで一息ついて、早速お目当ての「馬刺し」を注文しました。
もも・タテガミ・フタエゴの盛り合わせで、フタエゴは赤身の部分のようでした。
赤身と脂身をサンドしてにんにく醤油で頂きます。
ねっとりとした甘みとタテガミのコリコリ感が相まって、これぞ馬刺しの醍醐味です。
十分に美味しかったですよ、確かに。
ただ、亀井鮨で脂の乗った「大トロ」をひと口つまんできた後だけに、
脂の滑らかさや舌触りはやっぱり魚には敵わない印象です。
注文した部位の違いなんでしょうけど、もっともっと真っ赤で肉汁が滴るような瑞々しさと、
肉々しさを求めている自分がいたんですよね。
新庄の「馬刺し」も同じように美味いことも、この舌が覚えていますし。
人間の舌(味覚)なんて、本当に贅沢にできているんだと思います。
感動的という点では、中野にあった今は無き名店「おかやん」で初めて食べた
「鯨の赤身」の旨さを超える一品には、未だに出会っていないかも知れませんね。
注文のたびに笑顔可愛く、愛想のいい若い店員さんに話しかけていくユウスケが
おねーちゃんのいる店に行きたいモードになっていくのが分かります(笑
もうお腹も一杯ですし、そういう展開になることも想定の範囲だったんで、ここでお会計です。
お店を出てすぐにユウスケが「Yancha」というキャバクラを発見して、突撃していきます。
が、ここも「想定外」のお休みだったんですよね。
やんちゃ対決してみたかったんですけど(笑
結果的にそのビルの一階のお店に行って、盛り上がったユウスケがボーイに怒られたりする
ハプニングもありましたけど、詳細はここでは書きませんし書けませんよ(笑
まぁ、女の子たちが可愛くてテンションが上がったのは間違いありませんけどね。
お会計も優良で、割り勘しても決して高くはなかったです。
結構な大型店でしたけど、流行っているのも納得ですね。
ただ、お店の名前は1ミリも覚えていませんけど。
ホテルまでの帰り道、案の定「ラーメン食っていきましょ!」というユウスケに付き合って
食べたくもないラーメンを食った記録がスマホに残ってました。
やっぱりね、飲んだ〆は「そば」ですよ、この歳にもなると。
だれかマジで鶴岡でやったほうがいいと思いますよ。
商売に「絶対」はないけれど、絶対にイケると思いますけどね。
「想定外」のソースかつから〆のラーメンまで、おねーちゃんのいるお店2軒を挟んで
合計7軒の会津の旅が終わりました。
翌日は8時集合で、喜多方に移動して名店「坂内食堂」で朝ラー。
昨夜もラーメンで〆たのに朝飯がラーメンて、どんな腹やねん。
余目の「八千代」のような透明のスープが特徴的で、中華そばというより「塩ラーメン」と
言われたほうが、味覚的にも視覚的にもしっくりくるのかもしれません。
飲んだ次の日には優しい味なんだけど、少しスープに角があって喉が渇く印象でした。
そう考えると、鶴岡って旨いもんがたくさんあるなぁと再認識させられます。
そういう街で飲食店を営む者の一人として、自分ももっともっと頑張って、
お客様からの「旨い!」の声を引き出さなければ!と気合いも入りました。
「他を知り、己を見直すこと。」こそが、繁盛店視察出張の本質なんだと思います。
ふとそんなことを思いながら磐梯山を見上げると、まるで月山のような佇まいに見えたんですよね。
そのシルエットや壮観さは、見慣れた月山を藤島あたりから見上げた姿に何となく似ています。
激動の幕末も今と同じように会津の町を見守り続け、人々の日々の暮らしと共に四季折々を
繰り返し過ごしてきたその山肌に、なんとなく親近感を感じたことも記しておきたいと思います。
たくさんの「想定外」(リサーチ不足ともいう)に直面しながらも、そんなハプニングも
なんだかんだ楽しみながら、なんとか無事に帰還することができました。
貴重な時間を頂きました。
また近いうちに必ずお邪魔することになると思います。
今度は桜の咲く季節にでも。
しっかりとリサーチして(笑
おわり。
-
毎度ありがとうございます!
お土産を買うために鶴ヶ城会館に立ち寄り、自分はお店で使う「片口徳利」を購入しました。
木製でできた片口で軽く割れることもなく、ちょうど一合が入ります。
普段からリサイクルショップや蚤の市があれば、片口徳利があるか気にかけていたんで
いいお土産を買うことができました。
というわけで、いよいよ時刻は17時。
一軒目の「天竜」さんの予約の時間です。
口開けと同時に入店させてもらいカウンターに案内され、まずはご主人にご挨拶。
一階だけで65席あるというカウンター・ボックス・小上がりの全てがご予約で埋まってるそうです(驚
さすが会津イチの繁盛店ですねー
ブンちゃんも「1月の時点で予約してギリギリ予約が取れました。」と話してました。
大きめに刺された焼鳥と唐揚げが大きくて有名なんだそうで、それを一番楽しみにしていたんですけど、
実際にはそのどちらも注文してないんですよね。
今更だけど食べておけばよかったと思ってはいるんですけど、もの凄い数の日本酒の品揃えと
創作系の気になるネーミングの一品ものがたくさんありすぎて、肝心なものを頼んでなかったんです。
ユウスケが早くも日本酒を注文したんで、自分も燗上がりする事で有名な大七のぬる燗をもらいます。
じわーッと口の中に広がる日本酒の丸さを感じながら、しみじみ「旨いっ!」と声が出ます。
店の中央には立ち飲み用のカウンターも設置されていて、若いカップルが立ちながら日本酒を
いくつも酌み交わしている姿も新鮮でしたね。
鶴岡も城下町で酒処ですけど、ここまで若い人たちが「ごく自然に」日本酒を飲んでる姿を
自分は見たことがありません。
旨いと言われる酒をちょこっと飲んで「わぁ、おいし~」なんてシーンはよく見ますけど、
普通にビールでも飲むかのようにサラリと会話を楽しみながら酒を酌み交わしているんですよね。
しかも店内のあちらこちらでですから。
日本酒ファンが飲むというよりも、普段から居酒屋で日本酒を酌み交わす文化が
しっかりと根付いているのが分かります。
そういう風土というか土壌があるからこそ100本近い日本酒の品揃えが必要だということなんでしょう。
福島県内の地酒が約50銘柄、全国の日本酒が約50銘柄の豪華ラインナップですから(驚
山形の地酒のように、地元よりも東京などの中央マーケットを意識して出荷しているなかで、
地元での一般消費量が増えれば「地元の日本酒を地元で買えない。」などという今の状況も
変わってくるのかもしれませんけどね。
売ってないから飲まないのか。
飲まないから売らないのか。
山形の日本酒業界が抱える最大のテーマなのかもしれません。
ちなみに令和3酒造年度全国新酒鑑評会の金賞受賞蔵数の順位は
・1位 福島県:17蔵
・2位 秋田県:13蔵
・2位 兵庫県:13蔵
・4位 新潟県:12蔵
・4位 長野県:12蔵
・6位 山形県:11蔵
・7位 広島県:10蔵
で、福島県は9年連続で日本一の座に輝いているわけです。
より旨い日本酒を探求し、お互いが切磋琢磨し、地元で飲んで地産地消が成立する…
そこになにか大きなヒントがあるような気がします。
そしてメニューを見て驚いたのが、いわゆる甲類焼酎が見当たらないんです。
庄内は「爽」がどこにでもありますし、他の土地でも「鏡月」や「JINRO」なんかは
とりあえず置いてあったりするんですけどね。
あまり特徴のない甲類焼酎よりも飲むなら芋や麦や黒糖を、それよりも地元の美味い日本酒を飲む、
ということなんでしょうね。
焼鳥や唐揚げを頼むことを決して忘れていたわけではなく、たくさんの日本酒に合わせて
より旨さを引き立ててくれそうな一品を探しているうちに、口の中のモードが変わってしまって
頼めなかったというのが正直なところです。
じっくりと堪能したというよりも、圧倒されたという表現の方が的確でしょうね。
野球で言ったら5回コールドゲームみたいなもんです。
あっという間に満席になり、店内も慌ただしくなったきたところで次なるお店に移動します。
二軒目は、会津でも老舗の鮨屋「亀井鮨」さんへ。
店内には高校野球や地元シニアの集合写真がたくさん飾られていて、作新野球部OBの大将に
ご挨拶させてもらいました。
海なし地域の会津は鮨の旨いところとしても有名で、各店が独自ルートでネタを仕入れて
こだわりの握りを提供してくれます。
日本海の魚を食って育った自分でも、ひと口食べて旨い!とすぐに声が出ます。
厚く切られたネタとホロリとほどけるシャリとのバランスは、もう芸術品ですよ。
そこに福島の地酒ですもん、幸せすぎます。
カウンターには、息子さんが山形で高校球児だったというお客様もいらしたりして、
時間が許すなら高校野球ネタであと5時間くらいはいれたと思います(笑
でもね、ここまでウーロンハイも飲まずして、ずっと日本酒ですからね。
当然のことながら、ちょっとづつ崩壊していきます。
「あ、馬刺しを食べてない!」などと、思い出さなくていいことは急に思い出します。
というわけで、海なし会津の最高に旨い鮨を堪能して、次は「馬刺し」を目指して彷徨います。
もちろん千鳥足×2 + シラフ×1で。
つづく。