『笑顔の中に美味さあり。』

やきとん専門店「やき処やんちゃ」店主ブログ

えだまめ
毎度ありがとうございます!

本日より「えだまめ」がメニュー入りします。

当店で提供する「えだまめ」は、栽培農家のマサトモくんのところから直接買い付けています。
豆の品質も良く味の評価も的確で、迷うことなく自信を持ってお出ししています。

今日買い付けたえだまめは早生品種の「味風香」です。
昨年までは同じく早生品種の「おつな姫」からスタートしていたんですけど、
今年はおつな姫よりも数日早く「味風香」の収穫が始まっていました。

「味風香」の収穫期間は約5日間ということで、その後は8月の「だだちゃ」まで
収穫品種が随時変わっていきます。

さっき茹でて、今日初めて「味風香」を食べましたけど美味いですね。
自分が大好きな「おつな姫」よりも、口に含んだ時の実際の甘さが段違いに際立っていて、
一粒含んだだけでもこの甘さはクセになりますよ。

鞘も大きく豆自体が大ぶりですので食べ応えも十分です。
これは間違いなくビールやハイボールに合いますよね。

自分はえだまめは硬茹でで仕上げます。
柔らかいえだまめの方が風味も増して好みだという方も多くいらっしゃいますけど、
自分はどうしても硬茹でに仕上げてしまいます。

茹ですぎると色が抜けて鮮やかな緑色が出ないことと、きちんと咀嚼することで口の中に広がる
豆の旨味が、より一層アルコールとマッチすると思っているからなんですけどね。

とにもかくにも、えだまめのシーズンが到来です。

これからの時期、出荷できない「ハジキ豆」もたくさん頂く機会が多いんですけど、
子どもの頃から豆王国の鶴岡で育ってきて、出荷品かハジキかくらいはすぐに分かりますよね。

味に遜色はないとはいえ、自分はお店で提供するものは出荷品だけです。
そんなの当たり前のようですけど、メニューで「えだまめ」を注文してハジキが出てくるお店も
実際には結構あったりします。

実際にもったいないですし出荷品と変わらぬ実入りの物もありますし、コスト的にもハジキで
お金が貰えるならば、それに越したことはないんでしょうけどね。

そういうお店を否定はしませんし何の文句もないんですけど、
自分の店では「えだまめ」という商品としては出さないということです。

それから、例年だとメニューに「えだまめ」が入ると入れ替えで「煮込み」をお休みしていました。

去年は常連さん方からの提案で、夏場も「煮込み」は外さずに通年提供してきました。
実際に、懸念していた廃棄も出ずにすべて売り切ってきたわけですけど、
今年は夏場の「煮込み」の提供はお休みしようと思っています。

お客様の流れや顔ぶれも変わっていきますし、好みや食べたいものも移り気なのがお客様です。

いくら煮込みと云えど、注文がなければ実際にはロスになります。
やっぱり実際の注文数や廃棄率を見定めないと、商売は成り立ちません。

夏でも煮込みが食べたいという方がコンスタントにいらっしゃればいいんですけどね。
炭火で蒸し暑い店内で「煮込み」を注文される機会が減るのは仕方ないことでしょう。

生すだちサワーもそうですけど、通年提供が出来なくてもそういう季節の移り変わりを
楽しみながら販売再開を待って下さるお客様も実際には多いんですよね。

今作ってある煮込み分で、夏場の提供はお休みさせて頂きます。
9月まで味や風味が移り変わる「えだまめ」を楽しんでもらえたら幸いです。

たくさん仕入れて丁寧に仕込みましたから、喜んでもらえるといいんですけどね。

今日ものんびりとお待ちしております。
ではまた。



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