『笑顔の中に美味さあり。』

やきとん専門店「やき処やんちゃ」店主ブログ

コブクロ刺し(モト刺し)
毎度ありがとうございます!

昨日に引き続き、新メニュー第二弾です!

今回は、ズバリ「コブクロ刺し」です。
d7a477e8.jpgコブクロ(卵管)の根元の部分で、一頭から20センチくらいしか取れない
希少部位です。
クセやニオイもなくコリコリした食感は、まさにアワビそっくりです。

軽くボイルしてからスライスしてます。
完全な生食ではありませんので、安心してお召し上がり頂けます。

基本は酢味噌でお出ししますが、どうせならアワビっぽく食べたいという方はどうぞ遠慮なさらずに
「わさび醤油で!」とご注文ください。

コブクロとは違って、コブクロの根元の部分だけに「モト刺し」と名づけようと思ってたんですが
どうですかね?「コブクロもと刺し」だと言いにくいんですよ。
昨日の「しっぽ煮」同様、たぶん鶴岡では初登場だと思いますので、是非ご賞味ください。

しかし最近では、当店人気商品の「へら(のど仏)」もメジャーな食材になりました。
開業した頃は、他店ではほとんど見かけない一品でしたけど。。。
それだけ、お客様も美味しさを知ったって事だと思うし、他店でも扱いやすくなってるんですよ。
やきとんファンが増えるってことは嬉しいことです!

でもそこまで、豚のマニアックな部位を提供するなら、もういい加減「やきとり屋」って
名乗ってる場合じゃないだろうと思うんですよね。

これだけははっきり言えますけど、鶴岡で初めて「やきとん」と名乗って商売を始めたのはウチです。
ちょうちんもオーダーで「やきとん」と書いてもらってます。
スタッフのシャツにも「やきとん専門店」と刺繍してあります。

鶴岡は串に刺して焼くものは、鳥でも豚でも「やきとり」という文化なんですけど、
それって、お客様に対して不親切だと思うんですよ。しかもややこしいし。

ウチにご来店頂いて「かわ」や「砂肝」や「手羽先」を注文されても
「ウチはやきとん専門店なんで、鳥のものは一切扱ってないんですよ」とはっきり説明できますけど
よそで頼むと「ウチは豚のやきとりだから」って説明される。
「豚のやきとり」ってナニ?せめて「串焼き」でしょ。

鶴岡も今や映画の街になってきて、全国からいろんな方々が来るようになりました。
東松山や室蘭のように街全体が「豚串」を扱っていて、それを「やきとり」と言うんなら、
まだ納得もできるんですけど、鶴岡は鳥も豚も扱ってるお店が非常に多い。
「ハツ」を注文して鳥ハツが出てくるのか豚ハツが出てくるのか分からないんですよね。

おっと、また熱くなりすぎました。ここらで止めときます。ヨソはヨソですもんね。

「やんちゃ」にやきとりを期待して、ご来店して頂いたお客様には申し訳ありませんが、
当店では鳥の部位は扱っておりません。
でも、せっかくですから「しっぽ煮」「モト刺し」はもちろん「上アブラ」「ミルク」「フワ」「しびれ」などなど、
やきとん専門店ならではの珍品を食べてみませんか?
新しい発見があるかもしれませんよ。

かぜにも負けずスタッフ一同、気合を入れてお待ちしております。
オッシャァァー!

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