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毎度ありがとうございます!
今週は、午前中からかかりつけ医での定期健診だの、住宅ローンの金利見直しの書類作成だので、
なかなかブログの更新ができない一週間でした。
センバツ出場チームによる交流大会に向けて、3年生チームの追い込みも本格的になるなか、
息子も新チームの競争の中で頑張っています。
もちろんBチームで、ですけどね。
Bチームといえば、むかしお店のカウンターでこんな出来事がありました。
ある年代のレギュラーで、バッテリーを組んでいた2人が飲みに来てくれたんですね。
現役時代の苦労話しや思い出話しを聞きながら野球ネタに盛り上がっていると、
そこに彼らの同期のお父さんが偶然にも来店したんです。
酒も進み、まだまだ終わらない現役時代のウラ話しのなか、小上がりからトイレに立ったお父さんが
カウンターの2人に声をかけたんですね。
「お前たちはAで試合に出れたわけだけれども、BのやつらはBのやつらで頑張ったのを忘れるなよ。」
「はい、全然忘れていないっすよ。」
「ならいいけどよ。BはBでお前らAに対していろんな感情があるからよ。」
「そうなんですか?自分ら同期みんな仲いいですよ。」
「そう思ってるならいいけどよ。たまには他のやつらも誘ってやってくれや。」
「はい。自分らは別に同期の中でAだのBだのないですけどね。」
「それはお前らが試合に出れたからだべや。」
「・・・。」
お父さんがトイレに消えていくと「そんなふうに思ってねーけどな、俺たちは。」と
首を傾けて納得できない様子でした。
自分たちの時代は同期11人、3年生全員がベンチに入れたラッキーな年代です。
自分たちよりも上の代は人数も多く、3年でもベンチに入れなかった先輩たちの流す悔し涙も、
あの赤川のグラウンドでたくさん見てきました。
今は1学年で30名を越す厳しい競争が待っています。
もちろん全員がベンチに入れるわけではありませんし、関東から来ようが関西から来ようが、
容赦なくA・Bに振り分けられチーム内競争の中で這い上がっていく厳しい日常です。
自分も補欠でしたからレギュラー選手の想いは分かりませんけど、高校野球を完全燃焼した
実感は自分の中にありますし、そこにはAだのBだのという線引きはありません。
息子も3年間Bで終わるかもしれませんけど、頑張った3年間を自分自身でどう評価するのかは、
頑張った本人にしか分からないものだと思うんですね。
3年間、一度もベンチに入れなかった補欠選手が、今では地域を代表する国際審判員になって、
地域貢献や野球を通じての少年育成をサポートしている若いOBもいれば、
甲子園に選手で出場したのもかかわらず母校や恩師に対して憎悪を抱き、入学したことすらも
後悔しているなどとわざわざ口にする古いOBもいます。
自分の3年間をどんなふうに思えるかは本人次第なんですよね。
だけれど、残念ながらもう一度高校生には戻れないんですよ。
だったら後悔や憎しみや妬みよりも、自信や誇りや充実感を胸に生きていったほうがいい。
AだろうがBだろうが、なんだっていいじゃねーか、自分が頑張ったなら。
後悔しない生き方と前向きな考え方が、この先長い人生の支えとなり柱になるはずですから。
自分自身を卑下して、卑屈な人生は送って欲しくありません。
野球部時代に今でいうBだった自分が、今日も自信満々に焼き場に立ちます。
オレにしかできない仕事だという誇りと、独学で勉強してきたという自負をそっと胸に秘め、
のんびりお気楽を装って、一生懸命に必死こいて今日もただただ汗水たらして頑張るだけです。
人生真っ直ぐいくだけじゃい!と長渕剛は叫んだ。
学生時代の優劣や順番に、何の価値があるというんだよ。
・・・さてさて、熱くなったところで煮こみも仕上がってきました。
天気が悪くなりそうで気温も低いのもあって、今日は煮こみ仕込んでます。
週末頑張っていきましょう。
ではまた。
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毎度ありがとうございます!
夏の選手権が中止となるなか、センバツ出場校による1試合だけの交流試合の開催が決まりました。
我が母校が出場できるということ、息子ももしかしたら甲子園応援に行けるかもしれないという
部分においては、OBとして保護者として素直に嬉しいかぎりです。
ただ、他のチームの事を考えると、甲子園に結びつかない地方独自の代替大会の参加までというのが、
なんだか申し訳ないなという部分も個人的には持っています。
彼らだって、ひと冬を懸命に努力して甲子園出場を目標に頑張ってきた高校球児なわけですから。
もちろん、すでにセンバツ出場権を獲得していたんだから、当然の権利だという声もあります。
でも、本来であれば選手権の行われる時期の交流試合なだけに、やっぱり選手権中止の決定は
少し早すぎたんじゃないのかな、選手権やれたんじゃないのかな、という感情が残ります。
こうなれば代替大会といえども、あくまでも勝ちにこだわって県大会優勝のタイトルを引っさげて、
甲子園の土を踏んで威風堂々と交流試合に挑んで欲しいと思っています。
昨日は、後輩ナガオカに庭のグレーチングの見積もりをお願いしたついでに、
お昼はリクエストで、久しぶりに大山のケンちゃんラーメンに行くことになりました。
ラーメンが出てくるのを待っていると、常連さんのマキくんとばったり遭遇。
自分がマキくんとテーブル越しに話し込んでいると、自分とマキくんの分までナガオカが
当たり前のようにお冷を持ってきてくれました。
体育会に身を置いた者なら、そんなの当たり前の光景かもしれません。
ナガオカにとって目の前にいるマキくんが年上か年下かなんて関係なく、
野球部の先輩のお知り合いという、ただそれだけでお冷を運んできたわけです。
日大山形の水泳部だったマキくんも「あっ、どうもスイマセン!」と恐縮してましたけど、
甲子園とかレギュラーだとか、見えるところにだけ目が行きがちですけど、野球を通じて
人として何を学んだのか、本質とはそういうところだと思うんですよね。
ナガオカだけでなく、きっとタケシでもマサヨシでもホンジョウでもユウキでも
普段から付き合いのある後輩達ならば、みな同じようにお冷を持ってきてくれたはずです。
だから野球経験者は社会に出ても重宝されるのでしょう。
自分も面接にきた子が野球経験者ならば即採用しますもんね。
何気ないワンシーンでしたけど、なんとも言えない清々しさと爽やかな気分になりました。
もちろんラーメンは自分のおごりです(笑
息子にも、こんなふうに当たり前の気配りのできる大人になってもらいたいと、
親として心から思います。
ま、ナガオカはもともと先輩後輩関係なく「人たらし」な一面を持ってる男ですからね。
みんなに可愛がられ、みんなに慕われる得な性格の持ち主です。
明日も早いので、もう寝ます。
おやすみなさい。
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毎度ありがとうございます!
「若いのに饒舌なヤツは信用できない」
自分自身が若い頃からいろんな人間を見てきて、導き出したひとつの答えです。
若いということは未知の部分が多いということ。
そのことは恥ずべきことではないし、大人はかつての自分もそうであったように、
経験していないことや知らないということに対しては寛容なものなんですね。
それは、これから経験すればいい話しだし、そこで失敗を恐れることもない。
ただ、問題なのは大した経験もしていないのに、新しい環境の中の新しい人間関係の中で、
自分を大きく見せようとして饒舌な若者は、どこか信用できないキナ臭さがあります。
大人の言葉にさらに上乗せして言葉をかぶせ、「ですよね~」なんて調子のいい相槌で
合いの手を入れたかと思いきや「何でも知っていますよ自分は」的な会話しか出来ないヤツは、
自分は信用できません。
付き合えるかどうか、好きか嫌いかではなく、信用できないということです。
詐欺師やペテン師はよく喋ります。
それは、畳み掛けるように喋り続けることで、会話のペースや主導権を渡さないためです。
一見すると会話が上手で物知りなように映りますが、その内容は薄い場合がほとんどです。
仙台でのサラリーマン時代に出会った若い社員Sも、そういうタイプの人間でした。
宇都宮支店かどこか関東の支店での中途採用でしたが、面接での印象が良かったらしく即採用。
1年くらい営業をやって、本人の希望で仙台支社に転勤してきました。
若いのに調子がよくて会話もポンポン出てきて、ずーっと喋ってる。
なぜ仙台に転勤希望を出したのかを聞くと、どうでもいい話を回りくどく説明して核心は出てこない。
「だから本当の理由はなんなんだ?」と会話を遮っても、
「あーやっぱり支社長もそこ気になりますよね。」
「自分的には、そこどうしても譲れない部分だったもんで・・・」
「関東だとこういうのって一般的じゃないですか。」
「仙台でもやれる自信ありますよね、自分的には。」
「じゃなかったら来てないですもん、仙台まで。」
なんてポンポン次から次と言葉が出てくるんですよ。
で、大体が女だったり金で失敗して向こうにいられなかったりの理由がほとんどなんですね。
結局また金をつまんで、辞めていくのがお決まりのパターンでした。
そういうの、サラ金時代にたくさん見てきました。
社員でも、顧客でも。
借りた金を返さない顧客の典型的なパターンも、よく喋るということ。
まぁ、それだけウソを平気でつくということです。
マンガじゃないけれど「お金を返しに行こうとした途中で階段から落ちて入院してる。」なんて
誰が聞いても信じないようなウソを、平気でつきますから(笑
「親が死んだ。」「身内に不幸があった。」なんて当たり前。
「体調が悪くて外に出れない。」「仕事で九州にいる。」「来月に大金が入る。」
こっちが反論するスキを与えないくらい、よくまあ喋ります。
いや、笑えないですよ実際には。
でもそういうの、とっさに口から出てくるんですよね。
あなたの回りにも、発する言葉に重みのない饒舌な人はいませんか。
若ければ若い人ほど危険な匂いがします。
ふと、そんな事を思い出した午前6時。
すでに息子を送り出し、またいつもの朝が始まりました。
週末ものんびりやってます。
良かったら、寄ってみてください。
ではまた。
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毎度ありがとうございます!
野球部OB以外の方には大した話題ではないんですけど、
この度OB会ホームページがリニューアルし引越しすることになりました。
これに伴い、個人的にはOB会ホームページの更新や管理業務から離れ、
以後はお問い合わせに関しての返信対応のみとなります。
1年前からホームページのリニューアルについては準備していたことではあります。
自分よりも専門的でより詳しく頼もしい後輩も出てきましたので、素人の作ったホームページの
役割を終え、新しいコンテンツ、新しい管理人の下でより親しみやすいホームページになるでしょう。
ただ一抹の寂しさはありますよね、やっぱり。
今から9年前、すでに他界した同級生サノにホームページ作成の基礎も知らない状態から
手取り足取り教えてもらって、なんとか完成した手作り感満載のホームページでした。
試合を観戦してくれば、現地に応援に行けなかったOBのためにと事務局として戦評も記してきました。
30年ぶりの甲子園決定を伝えられたことも嬉しかったし、時間を作ってはライフワークとして
使命感を持って管理・更新してきたつもりです。
それでも甲子園に出場した選手の父兄から更新が遅いとクレームのメールがきたり、
遠征先でのバスの運転の仕方が悪いと苦情が寄せられてきたりして、強くなるにつれ
ホームページを通じて結構な神経をすり減らしていました。
その逆に、30年ぶりの甲子園出場に、選手たちが通うコンビニの店員さんから激励のメールを
頂戴したり、昨年の甲子園での快進撃を応援してくれていた地域の方々やファンの方々の声を
直接聞けたりして、管理人冥利に尽きるような嬉しい出来事もたくさんありました。
ただ、これからはメール会員の登録画面や、より充実した内容でのホームページの提供が必須となり、
自分の持つスキルでは、これからのホームページの管理に限界を感じていたのもまた事実です。
新しいホームページは、WEBデザイナーをやっている若いOBが手がけ、
非常に見やすくスタイリッシュなページになりました。
新ホームページの管理人となる後輩もライターとして野球に精通しているOBですので、
今まで以上に内容のある充実したOB会ホームページになることでしょう。
ひとつ肩の荷が降りた安堵感はもちろんあります。
と同時に、今まで続けてきたことをやめる寂しさもあります。
誰にも「今までお疲れさん。」という労いの言葉もかけてもらえないまま、
新しいホームページへのリンクをトップページにアップして旧管理人としての仕事は終了です。
もちろん、誰かに認められたくてやっていたわけではありませんから、別にいいんですけどね。
一定期間が過ぎたら、旧ホームページは全部削除します。
なんだろうな、こんなふうにセンチメンタルになる予定ではなかったんですけどね(笑
つたないホームページでしたけど、ゼロから作り上げてきて自分なりに愛着はありましたから。
ここを見ているOBの方は、新ホームページから是非ともOB会員メール登録をお願いします。
膨らみ続ける通信費の削減、事務作業の軽減につながります。
実はその部分が一番重要と言っても過言ではありませんので、何卒ご協力をお願いします。
(OB以外の方は登録できません)
鶴岡東高校野球部OB会ホームページ
https://tsuruoka-higashi.com/
センバツの代替大会も開催されることになり嬉しいニュースが届きました。
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毎度ありがとうございます!
その土地それぞれに「食文化」というものがあり、その地方に大きく根付いているものがあります。
それは食材や一品料理に限らず、調味料でや味付けでも言えることでしょう。
たとえば、とんこつラーメンで有名な博多でこれからラーメン屋を始めるとして、
山形ではポピュラーな醤油ラーメン一本のお店を出店したら、成功するでしょうか。
たとえば、内陸で食べる芋煮は牛肉に醤油ベースですが、庄内風の豚肉の味噌ベースを
内陸のお店の看板メニューにして流行るでしょうか。
たとえば今、鶴岡に旨いジンギスカンを食わせるお店がないからといって、北海道で当たり前の
ジンギスカン屋を始めたら、この先10年そのお店は継続できるでしょうか。
ひと昔前に流行った牛の「モツ鍋」ですけど、いま鶴岡で本格的なモツ鍋屋ってありますか?
庄内は豚文化、内陸は牛文化です。
鶴岡は鮮度のいい牛モツ自体があまり流通していませんから、仕入れの問題もそこにはあるわけです。
そういった諸問題をクリアすれば、新しい味覚と新しい食材に、バズる可能性はあるでしょう。
いまや牛や豚など、クオリティにこだわらなければ、どこでも食べることはできます。
全国どこでも、どこのお店でも同じようなものが食べることはできるけれども、
しっかりとその土地に定着して10年その商売で食っていけるかどうかは
それが目新しいものであればあるほどリスクがあるわけですよね。
さて、10年後の鶴岡でタピオカ屋は残っているでしょうか。
いわゆるそれを「ビジネスチャンス」と考えるか「ビジネスリスク」と捉えるか、
これから商売を始めるにあたって、そこの見極めが非常に難しい判断になってきます。
内陸のごく一部の地域で旨い「やきとん」を食わせるお店がないからといって、
すぐにビジネスチャンスと考えるのはちょっと危険な気がします。
旨いやきとんを出せないのは、鮮度のいい豚モツが流通していないからかもしれないし、
そもそも豚の内臓そのものをあまり食べない食文化なのかもしれません。
実際にはよく分かりませんよ、今の自分には。調べてもいませんし。
鶴岡からわざわざ保冷車で豚の内臓を取り寄せても、必ず鮮度は落ちます。
精肉と違って臭いや痛みが早いため、冷蔵輸送ではなく冷凍輸送になる可能性もあります。
そこまでして、さらに借金までしてお店を出して勝算はあるのかを考えなくてはなりません。
実際に、あるかもしれませんけどね。
でも、ないのかもしれません。
その答えは自分にもわかりませんし、それは誰にもわからないはずです。
その商売をやりたいという情熱が、そういったハードルを乗り越えてその土地のパイオニア店に
なる可能性もあるわけだし、受け入れられずにあっさりと潰れてしまう可能性もあるわけです。
そのために、入念な準備とたくさんの情報、そして人脈が必要となってくるわけです。
全く知らない土地で商売を始めるうえで、開店までだって多くの業者や職人のチカラが必要になります。
大工、電気屋、設備屋、看板屋、内装屋、塗装屋、厨房器具屋、おしぼり屋、玄関マット屋、
さらに肉の仕入業者に食材屋と酒屋は毎日の付き合いになってきます。
そしてテナントの大家さんも実は一番大事で、その関係が良くないと商売に支障が出ます。
そのすべてはお金が絡んできますから、誰にも相手にされないということは勿論ありません。
ただ、心意気で安くやってもらえるか、当たり前の仕事で終わるかはわかりませんけど。
いい業者と出会うかもしれませんし、全く知らない業者にぼられる可能性だってあります。
それはそうでしょう。
知らない土地で、まったく信用がないゼロなんだから。
提供したいモノや店舗スタイルにばかりこだわるのではなく、もっと大きい視野で全体を見渡しながら、
さまざまな可能性とさまざまなリスクを想定しながら、開業に向けて準備していかなくてはなりません。
根拠のない自信は「過信」と言います。
商売をやったことのない人にいくら説いても理解してもらえなくて当たり前。
それが身内ならば、なおのこと心配するのが当たり前です。
飲食店は2年で50%、3年で70%が潰れると言われています。
鶴岡のような地方ではその数字はちょっと大袈裟ですけど、5年前にあったお店が
すでにいくつも閉店しているのも事実です。
5年前の「庄内小僧」なんかの地方情報誌をいま見てみてください。
年末忘年会特集の記事なんて、居酒屋もラーメン屋もすでにないお店がいかに多いことか。
それでも、商売はやってみなければ分からないものなのは確かです。
そこにビックチャンスもあるわけだし、逆に絶対に成功する商売なんてひとつもありません。
自己資金の準備と入念な情報収集、そして協力してもらえる人脈と、食材に対する知識と経験。
すでに不安で眠れない夜が襲ってくるのは当たり前ですよ。
商売を始めるということは、そういうものです。
かつての自分もそうでした。
自分は修行もしていないんですから。
よく今まで続いていると思います。
まだまだコロナの影響で客足が鈍く、そこにこの暑さも重なって自慢の煮こみが出ません。
例年だと6月中に販売終了していますから、少し早いですけど今年はそろそろメニューから
外そうかなと思っています。
4名さま以上の団体のご予約で、煮こみの要望があればもちろん作ります。
昔は一年中煮こみを提供していたこともあったんですけどね。
廃棄ロスに耐えられなくて、季節販売に切り替えてもう10年以上になります。
それもやってみて始めて気づかされたこと。
理想と現実とのギャップというやつですかね。
こればっかりは「気合い」だけではどうにもなりません。
さて、今日の鶴岡は昨日に続き30℃を越す暑さになりそうです。
熱中症に注意して小まめな水分補給を忘れずに。
今日はここまでにしておきます。
ではまた。
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毎度ありがとうございます!
昨日はお店の休みにあわせて酒田へと繰り出してきました。
「久村の酒場」で夕方5時の口開けを狙って直行するも、コロナの影響で日月連休となっていて
残念ながら入店できませんでした。
とは言ってもまだ夕方5時ですから、この時点でまだまだ選択肢はたくさんあると思っていました。
とりあえず「北前横丁」で、かるーくホッピーで喉を潤そうかと滑り込むものの、
これまたほとんどのお店はやっておらず・・・
うーん、チェーン店以外で看板を探すも、時間が早いのか休業日なのか分からず、
数軒回ってようやく赤提灯の点いているお店を発見して一軒目を確保します。
「4人ですけど、大丈夫ですか?」
「はい大丈夫ですけど、今日はバイトが来ないんで手際よくはできないですけど・・・」
「全然大丈夫です。とりあえず飲めれば。」
残念ながら、お店の名前は覚えていません。
可もなく不可もなく、刺身盛りのラインナップを聞いても分からないという店主の覇気のなさに、
ここでは中瓶のビールとホッピーを飲んでいざ次へ。
来た道を戻りながら、再度横丁をくぐるもののやっぱり2軒しかやっていない。
前回訪問の際にも半分以上のお店がやっていなくて、あくまでもタイミングの問題なのか
それともヤル気の問題なのか、横丁のコンセプトや店構えはいいのにちょっと残念でした。
ならばと今度は「すし屋」ならいけるだろうと、2軒が向かいあう道路のど真ん中で、
どっちのお店にするかを検討中。
御大マナブさんが「創業の古いほう!」なんて根拠もなしに叫ぶんですけど、看板に創業が
かいてあるのはパイレーツ側の「だるま寿司」しかないんだから。
やっぱり日本人は鮨を食わないと。
改めて日本海の魚の旨さと、熟練された職人の業を堪能してきました。
しかし、コハダやアジの仕事の丁寧さには「旨い!」としか言いようがなかったですもんね。
高校野球マニアの大将と野球談義に花が咲き、これからと盛り上がったところでお会計。
21時から次のご予約が入っているんでそれまでなら、という条件で入店させてもらってましたから。
魚を食えば、次は肉を食いたくなるのは当たり前です。
ここらで原点に戻って「やきとり」を食べたくなってはいるものの、お店がやっていない。
偶然にも焼肉の名店「食道園」の看板を見つけ、約10年ぶりにお邪魔しました。
ここはカルビが絶品で、カルビだけ3人前注文にしてここでも30分でお会計です。
相変わらず安定の美味しさと安さで大満足だったです。
鶴岡の焼肉屋は、どこもお店構えがしっかりとしているんで、家族利用や団体利用などが一般的で
一軒でしっかり飲み食いするイメージが強いんですけど、ここは繁華街のど真ん中という立地からか
チョイ飲みやチョイ食べでも気が引けるという感じはしません。
好きな部位をサッと焼いてパッと食べてお会計ができる、このテンポが堪らんのですよ。
カルビの脂で口びるを湿らせて、最後につい先日にオープンしたばかりだというスナックへ。
御大の酒場センサーに従ってゾロゾロついて行くと、一見では絶対に入らないだろうという
雑居ビルの二階の奥のお店をチョイス。
カウンター5席、ボックス5人くらいのこじんまりしたどこにでもあるスナックでしたけど、
そこになんと農業女子が働いていて、この子がまた細くて華奢で可愛いんですよ。
合羽ズボンに麦わら帽子にゴム長履いて、泥だらけをものともしない本格的な農業女子ですよ。
そりゃ、マナブさんがメロメロにならないわけがないじゃない!(笑
まるでドラ1ルーキーを口説く球団スカウトのおっさんばりに
「今度ウチに来てよ、バイト代弾むから~」
「はいはい、そうですねぇ。。。フフフ」
「可愛いもんなぁ。今度まじでウチに手伝いに来てよ~」
「はい。連絡もらえればどこでも手伝いに行きますよ。。。フフフ」
「本当にぃ。連絡先とかないの?」
「ワタシまだ名刺ないんですよぉ。。。フフフ」
おい、オヤジ!完全に手のひらで転がされてるぞ!
その最後の「フフフ」って微笑みには気をつけなさいってば。
今まで普通に生きてきて、フフフって笑う女で清純な子がいたか?
まぁでも最後に御大が楽しそうでよかったですけどね。
思うようにいかないノープランだからこその出会いがそこにありました。
結局スナックに辿り着くまでの間、お好み焼き屋もダメだったし、前回お邪魔した居酒屋も
残念ながら予約埋まっていて入店できなかったりして、なかなか思うようなお店に行けなかった
印象でしたけどね。
それも想定の範囲の出来事ですから。
途中具合の悪くなったポンセくんに、最後までノンアルで運転してくれたヨウちゃんにも感謝しながら
今日からの営業を頑張ります。
今度はまたどこかの街へ。
時間を作って出掛けてみたいと思っています。
それでは、今週もよろしくお願いします。