『笑顔の中に美味さあり。』

やきとん専門店「やき処やんちゃ」店主ブログ

気配り
毎度ありがとうございます!

夏の選手権が中止となるなか、センバツ出場校による1試合だけの交流試合の開催が決まりました。
我が母校が出場できるということ、息子ももしかしたら甲子園応援に行けるかもしれないという
部分においては、OBとして保護者として素直に嬉しいかぎりです。

ただ、他のチームの事を考えると、甲子園に結びつかない地方独自の代替大会の参加までというのが、
なんだか申し訳ないなという部分も個人的には持っています。
彼らだって、ひと冬を懸命に努力して甲子園出場を目標に頑張ってきた高校球児なわけですから。

もちろん、すでにセンバツ出場権を獲得していたんだから、当然の権利だという声もあります。

でも、本来であれば選手権の行われる時期の交流試合なだけに、やっぱり選手権中止の決定は
少し早すぎたんじゃないのかな、選手権やれたんじゃないのかな、という感情が残ります。

こうなれば代替大会といえども、あくまでも勝ちにこだわって県大会優勝のタイトルを引っさげて、
甲子園の土を踏んで威風堂々と交流試合に挑んで欲しいと思っています。

昨日は、後輩ナガオカに庭のグレーチングの見積もりをお願いしたついでに、
お昼はリクエストで、久しぶりに大山のケンちゃんラーメンに行くことになりました。

ラーメンが出てくるのを待っていると、常連さんのマキくんとばったり遭遇。
自分がマキくんとテーブル越しに話し込んでいると、自分とマキくんの分までナガオカが
当たり前のようにお冷を持ってきてくれました。

体育会に身を置いた者なら、そんなの当たり前の光景かもしれません。
 
ナガオカにとって目の前にいるマキくんが年上か年下かなんて関係なく、
野球部の先輩のお知り合いという、ただそれだけでお冷を運んできたわけです。

日大山形の水泳部だったマキくんも「あっ、どうもスイマセン!」と恐縮してましたけど、
甲子園とかレギュラーだとか、見えるところにだけ目が行きがちですけど、野球を通じて
人として何を学んだのか、本質とはそういうところだと思うんですよね。

ナガオカだけでなく、きっとタケシでもマサヨシでもホンジョウでもユウキでも
普段から付き合いのある後輩達ならば、みな同じようにお冷を持ってきてくれたはずです。

だから野球経験者は社会に出ても重宝されるのでしょう。
自分も面接にきた子が野球経験者ならば即採用しますもんね。

何気ないワンシーンでしたけど、なんとも言えない清々しさと爽やかな気分になりました。
もちろんラーメンは自分のおごりです(笑

息子にも、こんなふうに当たり前の気配りのできる大人になってもらいたいと、
親として心から思います。

ま、ナガオカはもともと先輩後輩関係なく「人たらし」な一面を持ってる男ですからね。
みんなに可愛がられ、みんなに慕われる得な性格の持ち主です。

明日も早いので、もう寝ます。
おやすみなさい。








コメント

1. 無題

そして、名プレイヤーなんですけどねぇ…

ユニホームの着こなしがホント素人チック。道具の拘りもさほどありません。

ま、それもあいつが可愛がられるとこ。大学選手権まで出たなんて、見た目からは誰も思わないでしょう!
これが人に愛される為の戦略だったなら壮大なプロモーションです(笑)
わざと?ってくらいトンチンカンなとこもあいつの人柄ですかね。

エピソードは尽きません。

2. >パチョレックさん

そこなんですよ。
これで現役時代にベンチ入りが叶わなかった苦労人とかならば
このエピソードもより美しいものになるんですけどね。

レギュラーでキャプテン、しかも大学選手権出場と
キャリアも申し分ないときているから面白くない。

この間も、学園倶楽部時代にあげたローソンTシャツ着て飲みに来てました。
胸に大きくローソンミルクのマークつけて夜の街を歩けますか?
「なんでそれ着てくるのよ。」
「これが何だかんだで一番着やすいんですよ。」
「だったとしても、でしょうよ。」

エピソードは尽きません。
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