"日本酒"カテゴリーの記事一覧
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毎度ありがとうございます!
珍しい日本酒が入荷しましたので、ご紹介します。
亀の井酒造「ばくれん 超辛口吟醸 山田穂」日本酒度はなんと+20です。
酒造米「山田穂」は【やまだぼ】と読み、あの「山田錦」の母系米になるお米で造られたお酒です。
「ばくれん」はやんちゃの日本酒人気ランキングでも、常に上位にあるリピーターの多い人気酒です。
ただ、いつもの「ばくれん」は通称「赤ばくれん」と呼ばれる、美山錦仕込みの火入れタイプです。
この「ばくれん」シリーズ、他には「黒ばくれん」と呼ばれる、亀の尾仕込みの生タイプもあります。
今回入荷の「白ばくれん」は播州山田穂仕込みの、生タイプの超辛口です。
蔵出し2400本のみの数量限定販売だそうです。
飲んだ感想は、生タイプ特有のフレッシュ感が際立ちます。
日本酒度+20と云うほどの辛さは最初のうちは感じられないかもしれません。
むしろ、口の中のホルモンの脂をリセットしてくれるようなキレのよさが、
クイックイッ飲んでしまう要因なんだと思います(笑
でも、常温になっていくにつれ、辛さも増していきますので、
温度によってこれだけ表情を変えて楽しめるお酒も珍しいかもしれません。
今回、限定2本のみ入荷しております。
もちろん、やんちゃのお酒はすべて600円、ワンプライスです。
是非、この機会にお試し下さい。
急に寒くなって熱燗も美味しい季節になってきました。
ちろり片手に、お待ちしておりますヽ(=´▽`=)ノ -
毎度ありがとうございます!
ここしばらく高校野球ネタやOB会ネタが続きましたんで、
今日はお店のブログらしく日本酒新入荷の告知をしたいと思います。
しかも、なんと一気に三銘柄をご紹介します。
まず一本目は、羽根田酒造「俵雪 純米吟醸 秋あがり」日本酒度+2です。
昨年の新酒を生詰めし、ひと夏熟成させてからこの時期に発売される一本です。
開栓してすぐよりも、すこし冷蔵庫で寝かせた今がまさに飲み頃です。
冷酒も美味しいですけど、常温からぬる燗まで楽しめるお酒です。
一気に飲んでしまわずに、少しづつ常温に変化していく中での
お酒の表情の変化にも楽しんでもらえる一本だと思います。
友人と会話を楽しみながら、「やきとん」「ホルモン」を食べながら、
ゆっくりと飲んで頂きたい、食中酒にお勧めしている一本です。
是非、ご注文下さいませ。
さて、二本目は出羽桜酒造「雪漫々 大吟醸」日本酒度+5です。
こちらも、1年以上低温倉庫にて静かに熟成された一本で、
色よく味よく香りよく、綺麗にそして軽やかに仕上がったお酒です。
一般小売価格でも高いほうの価格帯にありますので、
なかなか口にする機会も少ない銘柄ではないでしょうか。
ウチのような小さな飲食店では、なかなか扱う機会も少ない一本ですけど
限定入荷しましたので、この機会にぜひご堪能下さい。
しっかりと味も香りも楽しめる一本ですので、口開けの一杯目にどうぞ!
日本酒ビギナーにも分かる、誰が飲んでも旨いお酒です。
で、最後は亀の井酒造「くどき上手 愛山 純米大吟醸」日本酒度±0です。
これぞ、THEくどき上手と言わんばかりの濃厚・芳醇な
どっしりとした味わいの一本です。
メロンのような甘い果実系の香りが非常に特徴的で、
日本酒というよりまるでワインでも飲んでいるかのような余韻が
喉から鼻に抜けていきます。
日本酒だけで、思わず「旨い。」と唸ってしまうようなこの一本は、
ガツンと主張した威風堂々とした趣すら感じられます。
もちろん口開けでもいいですけど、自分的には最後の締めで飲んでも
「今日も旨い酒を飲んだなぁ。」と余韻に浸れる一本だと思います。
口開けではあまりにも印象が強すぎて、後が続かなくなりそうなくらいインパクト大ですので。
本日、ご紹介の日本酒に限らず「やんちゃ」の日本酒はすべてワンプライス600円!
値段を気にせず、いろんな銘柄をお楽しみいただけます。
この機会にお気に入りの一本を見付けてみてはいかがでしょう。
旨い日本酒と、旨い「やきとん」「ホルモン」で、お待ちしております。
ゆっくりと味わう秋の夜長に、お役に立てることを楽しみにしております。
みなさま、素敵な休日をお過ごし下さい。
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毎度ありがとうございます!
先週はお店を臨時休業にして、池袋で開催された【新酒鑑評会公開きき酒会】に行ってきました。
今年のキャッチコピーは・・・「日本に笑顔を醸しだそう」
うん、いいフレーズです。
日本酒から、日本を元気にしたい、していこう!という思いが
やわらかい表現の中から、ビシビシ伝わってきます。
しかも会場できき酒用に無料で配られる「きき猪口」には、
お決まりの蛇の目ではなく、なんと「にっこりマーク」が!
粋な演出ですよね~(≡^∇^≡)
今年は、山形以外では北海道・秋田エリアのお酒が良かったなぁというのが率直な感想です。
やはり味覚が近いせいなのか、どの蔵のお酒も金賞・非金賞関係なく「旨いっ。」と感じました。
その後、山形の蔵の杜氏さんと話す機会がありまして、素直に感想を求められたんです。
「自分は“食いもん屋”なんで、どんなお酒だったらやきとんやホルモンに合うかな~という視点で
見ちゃうんですけど、どのお酒も芳醇で香り立ちがよくて、逆に言えば重いのばっかりですよね。」
「なるほどね。我々、造り手はこの鑑評会用の出品酒は料理のことなんかは全く頭になくて、
純粋にお酒のコンテストという認識なんですよ。」
ま、言われてみれば、まさにその通りですよね。
「金賞受賞」というタイトルが、蔵にとって商業的に大きな意味を持つということは
十分に理解はしているつもりです。
個人的には「金賞受賞」なんてラベルに踊らされることなく、自分が旨いと思った酒を飲むだけですけど。
確かに鑑評会用のお酒を口にする機会もありますけど、正直すぐに飲み飽きしちゃう。
それでいて、当然いいお値段もするわけです。
ひと頃のワインブームのように、高いお酒をウンチクたれながら飲む日本酒なら、飲まなくていい。
気の合う仲間と酌み交わす、安くても飲み飽きしない日本酒があればいい。
そう、うちには「徳蔵」があるじゃないか。
急に、「来年は、もういいかな。」って思っちゃったんですよね。
これだけの大規模で、こんな都会のど真ん中で、
これだけの人たちが集まるイベントがあること。
2年連続して山形から出て来て、見えてきたこと、感じたこと、そこにある現実。
自分なりに、とても勉強になりました。
今度は、純粋に酒場だけを巡りたいな。
今から積み立てをして、スタッフと一緒に朝からやってる酒場を巡ろう。
もっと、笑顔になるために。
もっともっと、笑顔になってもらうために。
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毎度ありがとうございます!
今日は、飲食店のブログらしく新入荷の日本酒の告知でも。
この時期のみ限定販売される純米吟醸酒「フモトヰ 夏純吟」麓井酒造・日本酒度+4です。
昨年のこの時期にも入荷した「フモトヰ 夏純吟」ですけど、
大好評だった一本なんですよね。
喉越しがカーッとなるような特有の辛さはなく、
夏の果実を思わせるフルーティな香りと、
それでいてサーッと流れていく喉越しの爽やかさ・・・。
ビンもラベルも「夏」をイメージした涼しげなデザイン。
「和」のイメージの強い日本酒のラベルにしては珍しい
ワイン調のデザインが印象的ですよね。
自分も一年間に何種類も日本酒は飲みますけど、個人的に好きな銘柄の一本です。
思い返せば去年のちょうど今ごろ、東京出張後の「ごっつぉ屋」での反省会の時にこの「夏純吟」飲んで、
しんさんがベロンベロンに酔っ払ってたのを思い出します。
狭いお店に旨い肴とくれば、雰囲気も手伝ってスイスイ入っちゃいますモンね~(笑
この機会に是非一度お試しください。
期間限定販売ですので、お早めに!! -
毎度ありがとうございます!
久しぶりに、新しい日本酒を入荷しました。
渡會本店の「和田来 甘口純米」出羽の里100%使用、日本酒度ー5です。
この時期にぴったりのさくら色のラベルが淡い春をイメージさせ、
とても優しい旨口のお酒です。
日本酒業界で【甘口】というと、砂糖水のような甘くべとつくイメージが付きまとい、
販売にはとても苦労する酒質なんだそうです。
とは言っても、この「和田来 甘口純米」は、
お米(出羽の里)と水だけで作った純米酒です。
そのため、米本来の旨さを甘口と表記し、あえて【甘口純米】の肩ラベルで
販売された、まさに異色の一本です。
最近、ただ辛いだけのお酒よりも、この手の「旨口・甘口」といわれる酒質のお酒にハマってます。
同時発売の「和田来 辛口純米」よりも小売価格が高いのは、
それだけ【甘口】のお酒を造ることのほうが難しいからなんだそうです。
自分の性格的にも、こういうマニアックなお酒を応援しないわけにはいきません(笑
たまには、ゆっくりと落ち着いて、こういうお酒を味わってみませんか。
くどいようですが【甘口】とありますけど、「甘~いお酒」じゃなくて「旨いコクがあるお酒」です。
この機会に、是非お試し下さい。 -
毎度ありがとうございます!
昨日は桜咲くせっかくの土曜日でしたけど、あいにくの雨模様。
しかも気温も低く、後半にはお客様の出足がパタリと止まってしまった夜でした。
久しぶりに、サノを誘って日本酒でも飲みに行こうかな・・・なんて思って電話したら、
「珍しい酒があるから、持込みできるとこにしよう。」
「珍しい日本酒かぁ、待ってました~。」
「ツカダ君に送ってもらった、神亀酒造の【神亀】と【ひこ孫】。」
「おおー!!神亀酒造!!」
キーワードが【ツカダ君】と【日本酒持ち込みOK】とくれば、アキオ君の「福鮨」しかありません(笑
以前、「闘う純米酒」という本を読んでから、一度は飲んでみたい銘柄でした。
埼玉にある神亀酒造は、今から20年以上も前に
全国で初めて全量純米を達成した酒蔵なんですね。
今でこそ、【全量純米】の蔵も増えてきてますけど、
今から20年以上前から【全量純米】を仕込むというのは、
もの凄い勇気と信念がなければ、とても達成できる事ではありません。
漫画「夏子の酒」にも登場しますんで知る人ぞ知る蔵元なんですけど、
玄人好みの無骨なお酒を造るイメージを持ってたんですよね。
この【ひこ孫】は『山田錦』『五百万石』を60%まで磨き上げ、
常温で3年間貯蔵をして熟成させてから出荷されてるお酒です。
という事で、まずはひと口。
・・・んー、なんだろな。
最近流行の吟醸香やフルーティなどと表現するお酒とは対極にあるようなお酒です。
三年熟成というだけあって、一般的な古酒をイメージさせるような埃っぽい香がします。
決して老ねているわけではありませんけど、少しだけ色もついていて
口に含む前に好みが分かれるところかもしれません。
口開けでやってる間は、あまりこのお酒の旨さを見つけ出せずにいたんですけど、
お刺身や握りが出てきたところで、お酒の表情が一変!!
気がつけば、グイグイ入るんですよね。
「食べながら呑む。」という形になると、しつこさが後に残らないんですよ。
スパーッと切れるというか料理の邪魔をしないというか、食中酒としては呑み飽きしない抜群のお酒です。
途中、アキオ君に無理言って自分達でお燗つけにも挑戦してみたんですけど、
すでに酔っ払ってて温度調整も甘かったもんで、お燗での旨さにはたどり着けず仕舞い・・・。
それでも、あのツンとくるようなアルコール臭は感じられず、まだまだ奥の深さを感じさせます。
口開けからちょうど1時間で一升瓶がカラになってました。
サノ、ツカダ君、アキオ君、ありがとうございました。
とても、いいお酒を飲ませてもらいました。
マジで美味しかったです。
さーて、今日は天気もいいんで、これから家族で鶴岡公園に花見にでも行ってきます。
みなさんも、素敵な週末をお過ごし下さい。