『笑顔の中に美味さあり。』

やきとん専門店「やき処やんちゃ」店主ブログ

神亀酒造 ひこ孫 三年熟成純米酒
毎度ありがとうございます!

昨日は桜咲くせっかくの土曜日でしたけど、あいにくの雨模様。
しかも気温も低く、後半にはお客様の出足がパタリと止まってしまった夜でした。

久しぶりに、サノを誘って日本酒でも飲みに行こうかな・・・なんて思って電話したら、
「珍しい酒があるから、持込みできるとこにしよう。」
「珍しい日本酒かぁ、待ってました~。」
「ツカダ君に送ってもらった、神亀酒造の【神亀】と【ひこ孫】。」
「おおー!!神亀酒造!!」
キーワードが【ツカダ君】と【日本酒持ち込みOK】とくれば、アキオ君の「福鮨」しかありません(笑

hikomagojyunmai.jpg以前、「闘う純米酒」という本を読んでから、一度は飲んでみたい銘柄でした。
埼玉にある神亀酒造は、今から20年以上も前に
全国で初めて全量純米を達成した酒蔵なんですね。
今でこそ、【全量純米】の蔵も増えてきてますけど、
今から20年以上前から【全量純米】を仕込むというのは、
もの凄い勇気と信念がなければ、とても達成できる事ではありません。

漫画「夏子の酒」にも登場しますんで知る人ぞ知る蔵元なんですけど、
玄人好みの無骨なお酒を造るイメージを持ってたんですよね。

この【ひこ孫】は『山田錦』『五百万石』を60%まで磨き上げ、
常温で3年間貯蔵をして熟成させてから出荷されてるお酒です。

という事で、まずはひと口。
・・・んー、なんだろな。
最近流行の吟醸香やフルーティなどと表現するお酒とは対極にあるようなお酒です。
三年熟成というだけあって、一般的な古酒をイメージさせるような埃っぽい香がします。
決して老ねているわけではありませんけど、少しだけ色もついていて
口に含む前に好みが分かれるところかもしれません。

口開けでやってる間は、あまりこのお酒の旨さを見つけ出せずにいたんですけど、
お刺身や握りが出てきたところで、お酒の表情が一変!!
気がつけば、グイグイ入るんですよね。
「食べながら呑む。」という形になると、しつこさが後に残らないんですよ。
スパーッと切れるというか料理の邪魔をしないというか、食中酒としては呑み飽きしない抜群のお酒です。

途中、アキオ君に無理言って自分達でお燗つけにも挑戦してみたんですけど、
すでに酔っ払ってて温度調整も甘かったもんで、お燗での旨さにはたどり着けず仕舞い・・・。
それでも、あのツンとくるようなアルコール臭は感じられず、まだまだ奥の深さを感じさせます。

口開けからちょうど1時間で一升瓶がカラになってました。

サノ、ツカダ君、アキオ君、ありがとうございました。
とても、いいお酒を飲ませてもらいました。
マジで美味しかったです。

さーて、今日は天気もいいんで、これから家族で鶴岡公園に花見にでも行ってきます。

みなさんも、素敵な週末をお過ごし下さい。

コメント

1. おぉ

おかやんで良く飲んでいました。
美味しいですよね~。

2. >しんさん

最初、口に含んだときは「ん?」って感じだったんですけど
飲んでいくうちに『旨い』というより食を邪魔しないことに気がついて
一本空けてしまってました。

自分的には、おかやんで飲んだ「早瀬浦」も忘れられない一本です。。
コメントを書く