『笑顔の中に美味さあり。』

やきとん専門店「やき処やんちゃ」店主ブログ

好きこそものの上手なれ
毎度ありがとうございます!

今朝はヒョウまで降ってきた鶴岡です。
これじゃ、ウォーキングもできないじゃん!!ちぇ!・・・おっと、ストレスを抱え込んではいけません。
ゆっくりと先を見て、のんびりでいいんだったっけ。

で、今日は、煮込みを作りながら開業直前の話しでもひとつ。

今、やんちゃには将来独立を目指したスタッフが2名おります。
まぁ、「やんちゃで修行中。」といえば、聞こえはいいかもしれませんけど、要は勉強中ということです。
大人になってからの「勉強」は、与えられるものではなく、自らが欲して吸収していくものです。

自分も学校の先生じゃありませんから、
「ハイ、今日は煮込みの作り方を教えますから、脇でメモしてください。」なんてことは言いません。
「どうやって作ってるんですか?」「味噌のほかに何が入ってますか?」と聞かれれば教えますけど、
聞かれなければ、いつまでたっても教えません。

自分が吸収したければ、自分で見て聞いてメモって作ってみればいいのであって、
そこにテキストやマニュアルはないんですよね。

どれだけ、必死になれるか。
どれだけ、没頭できるか。
そして、どれだけ好きになれるか。なんです。

商売とは孤独なものです。
いつまでも、そばに師匠がいるわけではないんですよ。
商売に、「これでいい。」ということは、絶対にないと思うんですよね。

常にアンテナを張って、研究しながら進化していくことが商売繁盛のひとつの秘訣のような気がします。

自分も、開業前は家で煮込みを作っては、同級生のオノに食べてもらったり、
実家に持っていって“ダメ出し”してもらったり、とにかく実践と修正と研究の繰り返しでした。
当時住んでいた貸家の駐車場でやきとりを焼いて、散歩中の近所のおっさんに食べさせたり、
とにかく寝ても覚めても商売のことばかり考えてました。

寝てる時に急にレシピを思いついて、夜中の3時に飛び起きて煮込みを作ったこともあります。

知識ゼロ、経験ゼロ、師匠なし、収入なし、借金アリ・・・。
息子が生まれた時は、開業準備中のため“無職”状態だったですからね。
将来が不安で不安で、本当に寝れませんでした。

子供達の無邪気な寝顔を見るたびに「絶対に成功してやる!!」と、なんの根拠もないのに
とにかく自分を奮い立たせることしか出来なかった日々と、あのザワザワとした不安な感覚を、
今でも絶対に忘れることはありません。

今のやつらは、バイトの時間に来てバイトの時間が終わったら
「もう、プライベートです。」みたいな顔して飲みに繰り出して、
そのうち時が来れば開業できるもんだと思ってやがるんですよ。

こいつらの作った煮込みや、必死にもがいて作ってきた試作品を見たこともないんですから、
まだまだ合格点なんて出せるわけがありません。

自分から「明日は休みなんだから、煮込みでも作って持って来てみろ。」なんてことも言いませんしね。
そもそもそんなのは学校の宿題じゃないんだから、言われて作るもんじゃないですし。

まぁ、やってみればいい。
なんとなくで出来るほど、そんなに商売は、あまくない。

CIMG0561.jpg一杯450円の煮込みで喜んでもらうために、
朝起きたらすぐに作り始める自分のこんな日常を、
あいつらは知らないんですから。

先日、久しぶりにお客として来てくれた電気屋の同級生ゴンビに
「久しぶりにやんちゃの煮込み食ったけど、相変わらず旨かった~。」
と喜んでもらえたことが素直に嬉しかったですもんね。

さて、そろそろ煮込みが出来上がります。
花見には寒い天候ですんで、ちょっと寄り道して「煮込み」でも食べて行って下さい。

今日もいつもの場所で、のんびりとお待ちしております。


コメント

1. あれですね

水鳥にならないとダメなのですね。

私なんかも好きな事を仕事にできていいのー、と言われる事がありますけど、色んなものを捨てたり、見えない努力は普通の事だし。

って、それはさておき、忙しくて帰省のめどが立ちません…。

2. >しんさん

そう!好きなことを仕事にできるということは、楽ができるということじゃなんですよね。

好きだから努力できる、
好きだから没頭できる、
好きだからプレッシャーがあるんですよ。

ウチらの商売も、ただ肉を切って串に刺して焼けば流行るってもんじゃないんです。

そこに彼らが気付くかどうかが、本当の意味での「修行」なんだと思うんですよね。

次回、帰省の際には、一杯やりながら愚痴聞いてください(笑
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