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毎度ありがとうございます!
とりあえず、今どこを走っているのかすら分からない状態で、すぐに現われたインターで降ります。
降りた場所は「金津インター」、福井県と石川県との県境にある寂しいところでした。
料金所を出て、すぐ隣にある待機場所に車を停め、ボンネットを開けてみます。
同行していた後輩クロサカが、車の整備士だったことも一つめのラッキーでした。
「ファンベルト、切れてますね。」
見ると、幅広いはずのベルトが紐みたいに細くなって切れてるんですよ。
まず、どうするか。
JAFには入ってないんで、任意保険のロードアシスタンスに連絡します。
「40分以内に積載車で向かいますが、修理工場の手配や部品に関しては、
積載車のドライバーに相談していただけますか?」
つまり、レッカーが来てもどこかの修理工場まで運ぶだけで、最悪、
このまま福井県に車を置いていかなければならないということなんです。
それでは、困るし、明日の営業にも間に合わない。
最悪、お店を休むにしても、ご予約のお客様への連絡先は持ち歩いていない。
ここでふと、クロサカが
「最近はオートバックスでも車検を受けますんで、オートバックスならお盆とか
関係ないんじゃないですか?ただ、ベルトがあるかどうかは分かりませんけど・・・。」
とりあえず時刻は16時30分、これが2つめのラッキーでした。
これが夜中だったら、もうどうしようもなかったですもんね。
早速、一軒のオートバックスに電話してみると、そこからなら福井県内最大級の福井北店に
問い合わせしたらどうかと教えてもらい、今度は福井北店に状況を説明して、修理可能か、
部品があるか、を確認したら、ベルトもあるし修理も可能だというんですよ。
これが3つめのラッキー。
そこまでの手配が済んだタイミングで積載車が到着。
ドライバーに状況を確認してもらうと、やっぱり今日は修理は無理とのこと。
ならば、オートバックス福井北店まで運んでくれとお願いすると、
ここから30分だというんです。
オートバックスまで向かう間に、クロサカに聞いてみると、いくらベルトがあっても
オートテンショナーという部品が壊れていたら、オートバックスでは無理だろうと。
祈るような気持ちで、オートバックスのピットに入庫しました。
作業時間、およそ40分・・・
オートテンショナーは無事のようで、ベルトの交換だけで修理が完了しました。
これもまた、ラッキー!
小学生の子ども2人を乗せ、高速での予期せぬトラブルでしたけど、無事にケガ人もなく
トラブル発生から2時間半後には、また鶴岡に向けて何事もなかったかのように
高速道路に乗って走りだしたんです。
たくさんのラッキーに救われて、夜中の2時に無事に鶴岡に到着しました。
出発日の過密スケジュールから、甲子園で悲願の校歌を歌い、高速でファンベルトが切れ、
2時間半で修理して、無事に鶴岡に帰還したという・・・
それでも、自分の心にも、子どもたちの心にも、なにか大きな忘れられない思い出が
刻まれたことには間違いありません。
残念ながら、このブログを書いている間に、鶴岡東は花咲徳栄に0-1で惜敗し、
二度目の校歌斉唱とはなりませんでした。
だけど、胸を張って帰ってきて欲しい。
甲子園ベスト16は立派な成績です。
車での長距離運転の前には必ず整備を忘れずに。
そして、鶴岡東への心温まるご声援、
本当にありがとうございました。
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毎度ありがとうございます!
爽やかな空気を切り裂くようなサイレンの音で、待ちに待った試合が始まりました。
二回にソロホームランが飛び出して幸先よく先制したものの、甲子園には魔物がいますから、
イニングスコア以上にスタンドではハラハラしながら応援してたんです。
甲子園のアルプススタンドは計算された傾斜が美しくて、
どの席、どの位置で観戦しても、ストレスを感じることがありません。
テレビで見る以上にスコアボードの大きさと迫力に目がいきますので、
フィールド自体はさほど大きくは感じないんですよね。
甲子園球場に入ってから、息子が何かを想うように
ジーッとフィールドを眺めてたんですよ。
「どうした?眠いのか?」
「すげーなぁ。オレも、ここで野球やってみたいな。」
「そっか。じゃあ今度は、お前がお父さんをここに連れてきてくれよ。」
「うん。」
「あー、甲子園に連れてきてよかったなー。」そう思えた瞬間でした。
9回最後のバッターをサードゴロに打ち取って勝利が確定すると、スタンドはその瞬間、
「ウォー!!」という大歓声が沸き起こり、みんな「やった!やった!」と抱き合いながら、
それぞれ目には涙を浮かべているわけです。
離れて座っていたOB達も、自分のところにわざわざ来てくれて「イシカワさん、やりましたね!」
なんて声をかけてくれるもんだから、もう、大号泣しないはずがありません。
熊みたいな大男達が、汗びっしょりの体で抱き合いながら大号泣してる姿は、
娘や息子にはどう映っていたのかは、怖くてまだ聞いておりません(笑
甲子園で歌う校歌は、最高に気持ちいいです。
ここにくるまでの、いろんな苦労やムカつくことが、一瞬で報われた気がします。
勝利の瞬間から、携帯のメール・LINE・facebook・留守番電話が鳴り止まず、
みな「おめでとう!」の内容に、またまた感動してしまって、サングラスを外せなかったです。
たくさんのみなさんに、祝福の連絡を頂きました。
そのすべてに返信することはできませんでしたが、改めて応援ありがとうございました!
鶴岡東の卒業生でもない方々からの、お祝いメールが一番心に響きましたし、
「よかったね!テレビの前で一緒になって応援してたよ!」とか
「OBじゃないけど、凄く嬉しいです!鶴岡の誇りに思います!」なんて内容に、
たくさんのご縁で親しくさせて頂きながら、一緒になって我が母校を応援してくださった
みなさまの温かいお気持ちが、本当に嬉しく心に染みました。
本当に、本当に応援ありがとうございました!
そんな興奮も覚めやらぬまま、電車で心斎橋に戻って、いよいよまた鶴岡へ向けての
長い長い車の旅がまた始まるわけです。
翌日は通常通りに営業する予定でしたし、何よりご予約が3件入っていたので、
夜中だろうがなんだろうが今日中に鶴岡に帰ればいいスケジュールだったんですけどね。
大阪を出発して3時間くらい走った頃でしょうか。
運転していたユウキが「イシカワさん、車ヤバイっす。変な音がします!」なんて言うんですよ。
「ん?どした?」と慌てて飛び起きて、耳を澄ませてみると、
シャンシャンシャンとエンジンルームから、あきらかに異音がするんですよ。
これは、ヤバイな・・・
つづく。
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毎度ありがとうございます!
とりあえず、大阪心斎橋に着いて立体駐車場に車も入れて、一息つく間もなく道頓堀を散策します。
道頓堀といえば、やっぱり【グリコ】の看板ですよね。
新卒時代に、京都の八幡から大阪の北浜まで通勤してましたし、10年前にもマスターズ甲子園で
前泊して、この辺りを散策済みでしたんで、さほど迷うことなくグリコ看板に辿り着きました。
テレビでよく見る大きな看板に、娘も息子も大興奮!
みんなで記念撮影してから、お昼を食べに行くことにしました。
みんなの希望は「串カツ!」。
お店は詳しくないんで、適当に歩いていて見つけた【串カツ横綱】に入ったんです。
なんと、このお店、24時間営業という驚きの居酒屋だったんですね。
ジョッキにキンキンに冷えたビールを片手に、串カツとどて焼きという
大阪のソウルフードを心ゆくまで堪能しました。
地元で食べる串カツとは違って、油が軽くて食べ飽きず大阪で食ったモノの中では
個人的には一番の旨さだった気がします。
というより、舌が安いのか、高級なものよりジャンキーな食べ物の方が好きなんですよね。
そのまま、翌日のお土産も前倒しして買ってしまいながら、ようやくチェックイン。
すぐに寝ようかと思ったんですけど、街のあちこちに見えるマッサージ60分2800円という文字が
自分を呼んでいるように思えて、すかさず道頓堀に引き返して、グリグリのゴリゴリにバキバキ。
車での長旅の疲れを吹き飛ばす力感とハードパンチに、すっかり腑抜け状態でホテルに戻って
僅かな時間でしたけど、死んだように眠ってましたもんね。
夕方、横浜に住む同期クリハラ一家とも合流し、ホルモン屋で総勢13名での「かんぱーい!!」
みんな、明日の甲子園へのワクワク感と、勝利への期待感とで、ピッチが早い早い!
ここが大阪だと忘れる勢いで、盛り上がりました。
とはいえ、翌日は第一試合にあわせて4時半起きのスケジュールですから、
もう一軒二次会に流れたものの早めに解散して各自体調を整えることにしたんです。
まだ小学生もいましたんでね。あくまでもサクッとで。
しかし、道頓堀に限ったことじゃないんでしょうけど、あまりの中国人の多さには驚きました。
おそらく、道を歩く人混みを確認したら半分以上は中国人だと思いますよ。
しかも、彼らは道のど真ん中でスイカを切って食ってたり、人混みの中キャリーバックを引いてたり
我々とは明らかにモラルや躾が違っています。
帰り道、ドンキホーテやマツモトキヨシにも寄ったんですけど、買い方がハンパじゃないんですよ。
「中国人の爆買い」とは聞いてましたけど、ここまで凄いとは思ってもいませんでしたね。
日本の経済は、中国マネーが支えているんだと言われる所以も垣間見えた気がします。
そして、翌日・・・
まだ夜も明けきらないうちに目覚ましをセットして、いよいよ甲子園に向かいます。
甲子園の周りには駐車場がないんで、ホテルからは電車で移動です。
集合時間の6時半、三塁側アルプス前の13号門前には、懐かしい先輩の顔や
久しぶりに見る後輩の顔もあって、みんなここで集合するのを楽しみにしていたのが
手に取るように伝わってきます。
正直、30年ぶりの出場だった4年前よりも、今回のほうがストレスを感じることが多くて、
絶対に事務局を辞めてやろうと、心に決めて向かった甲子園だったんです。
みんな好き勝手なことを言ってきます。
だったらお前がやってみろ、と。
いつでも代わってやるよ、と。
でもね、あの甲子園で見るOBの笑顔を見ていたら、そんな苦労も忘れて
一気に吹っ飛んでしまうんですから、自分の性格も困ったもんです(笑
前回は第二試合だったんで、すでにスタンドは満員で完全に雰囲気に
飲まれてましたけど、今回は第一試合だったせいか、席も自由にゆっくりと
キープすることができましたし、朝一番の清々しい空気と、これから試合が始まる
緊張感とが最高に心地良かったですねー。
アルプスから見える球場全体のあの雰囲気は、
甲子園独自の何ともいえないものがあります。
程よくエコーがかかった関西訛りのお馴染みの場内アナウンスでスタメンが発表され、
さぁ、いよいよ試合開始です!
つづく。 -
毎度ありがとうございます!
更新がなかなか出来ず申し訳ありません。
したくても出来ない、時間が全くない、そんな状況が続いています。
そんな中、母校応援のために甲子園まで車で行ってきました。
自分と娘と息子の我が家と、ブログでお馴染みの後輩ホンジョウ・ユウキ・クロサカの同期トリオに
スポ少で同じチームのクロサカんちの息子ルキとの、7人での大阪珍道中のはじまりです。
甲子園の試合が11日(火)の8時プレーボールですから、弾丸ツアーの感覚で出発するならば、
12時間とみて前日月曜の夕方4時ころの出発なんでしょうけど、どっちみち月曜日の営業は
無理なんですから、慣れない長距離運転と第一試合に余裕をもって入りたいという理由から
日曜日の夜9時に出発することにしたんですよ。
後輩たちも、なるべく安く行きたいというんで、当初はサウナにでも泊まる気でいたんですけど、
二十歳になったばかりの娘もいますし、まだカンタローとルキは小学6年と5年生。
とれるものなら安いホテルでいいんで、宿が欲しいところだったんですね。
それが、出発の前日の計画なんですから、ど素人がネットでじゃらったくらいじゃ、
そう簡単に条件に合うホテルが見つかるはずもありません。
そうなると、頼りになるのはOBネットワーク(笑
旅行会社に勤務する後輩に、「安くて繁華街に近くて甲子園までのアクセスがいいところ。」
なんてダメ元で注文したら「ありますよ。」なんて言うんですよ。
場所は大阪道頓堀近くにある【ドーミーイン心斎橋】。
部屋のユニットの他に大浴場もあり、夜鳴きそば(ラーメン)が無料で食べられるという、
全国展開で聞き覚えのある、お馴染みのビジネスホテルだったんですね。
しかも、ベットかと思いきや、和洋室タイプで2人が余裕で寝れるキングサイズのベットが一つに
隣りに畳スペースがあって、そこに布団を敷けば最大4人までが自由に使える画期的なお部屋。
それが2部屋でちょうど5万円!
一人7000円ちょっとの計算になりますけど、元高校球児はそういう細かい計算はできませんので、
「小学生を除いた大人5人で1万円づつでいいな!」と少し大きな声で言えば、「ハイ!」で決まり。
我が家が2万円で3人一部屋、後輩たちが3万円で4人一部屋で決定しました(笑
出発した日曜日は朝6時に起きて、スポ少の新人戦の審判を一試合こなしてから、
10時半からの新人戦の様子を写真に納め、帰宅してすぐの午後3時からはスポ少イベントで
田川でBBQを満喫して、帰宅後シャワーを浴びてからの9時出発ですから、過密スケジュール
どころか殺人的スケジュールなわけですよ。
ほとんど子ども達も同じ行程でしたから、車に乗った途端に小学生二人は秒殺(笑
ハンドルを持つ自分は行けるところまで引っ張って、3時間の運転でナイスラン!
で、自分も速攻で爆睡!
途中、ナビが古くてジャンクション情報が混乱したり、ホンジョウの迷ガイドぶりで、
なんと高速を降りてワケのわからん街の一般道を真夜中に1時間も走らせるという
大失策もあり、なんだかんだで所要時間は13時間という長旅で、ようやく大阪に
着いたのでした。
でもね、チェックインは午後3時、まだ4時間もあるじゃあーりませんか。
しかも、降り立った大阪は暑い、暑い、暑い!!
こ、これは、あかーん!
・・・つづく。 -
毎度ありがとうございます!
まもなく日付が変わりますが、8月8日は田中先生の命日です。
今年は、4年ぶりの甲子園出場ですから、あれから4年が経ったことになります。
前回よりも、もっと余裕を持って準備できるかと思っていたら、あんなことやこんなことが起きて、
その交渉や後始末に終われ、心無い内容のメールに打ちひしがれ、無力感と徒労感からくる
ストレスで、不整脈が出るほど体調的も精神的にもまいってしまってます。
お店もおかげさまで忙しく、OB会や甲子園の準備だけを出来るほど
自分も毎日ヒマなわけではありません。
なんか、田中先生と、のんびりゴルフをやっていた頃が、
とても懐かしく思えます。
何もないゼロから始める苦労も大変だけれども、誰かのために少しでも
役に立てるならと、そんな裏方の仕事にやりがいを感じ始めたのは、
田中先生に一塁コーチャーをやれと言われたことが、きっかけだった
ように思います。
今の飲食店も、いわば黒子みたいなもんですから。
お客様が、喜んでくれればそれでいいんです。
今日も、やりきれない無力感から、同期のクリハラに久しぶりに電話したら
「のりしかいないよ。」と電話の向こうで言ってくれました。
ゴルフをしながら、田中先生にOB会の運営についての愚痴をこぼしたときにも、
「お前しかいないんだ。大丈夫だ。大丈夫。」と大きく頷いて、ちゃっかりお先にパーを決めてました(笑
誰かに評価されたくてやっていることじゃないけれど、使い捨ての駒だと思われても困る。
便利屋・なんでも屋じゃないんですよ。
ま、いいですけどね。
後輩達がこれから晴れの舞台で、いろんな期待を背負って戦うわけですから、
今はグッとこらえて、ただただナイスゲームできるよう祈るだけです。
10日11日は甲子園応援のためお店は臨時休業とさせていただきます。
帰ってきて12日より営業いたします。
ご不便をお掛けしますが、何卒宜しくお願いいたします。
息子が甲子園に出場しない限り、これが最後の甲子園応援になると思います。
そのぶん、息子と娘と行く甲子園ですから、思う存分楽しんで満喫してきます。
その報告がてら、先生の墓前に手を合わせに行かせていただきますね。
アルプスで、大声で校歌を歌ってきます!
テレビの前からでも、応援宜しくお願いします!
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毎度ありがとうございます!
今日で7月も終わりか・・・
そんな想いに浸る暇もないくらい、慌しい毎日になっております。
垂れ幕やポスターを見かけるようになり、街を挙げての甲子園出場に対する期待感というものを
ひしひしと実感している日々なんですよね。
4年前も、きっと同じようにポスターや垂れ幕で甲子園出場を街の方々から
祝福して頂いていたんでしょうけど、30年ぶりの甲子園出場に全く回りを見渡す
余裕もなく、あの時は甲子園出場と田中先生の悲報を受け、ただただ駆けずり
回っていた記憶があります。
そういう意味では、今回は決勝戦同様、少し余裕を持って準備できていますし、
前回は見えなかった街の景色や、協力してくださる市民の皆様の表情や
激励の声を感じることができている自分に、少し驚いています(笑
ま、未だに「外人部隊(県外生)ばっかりで、面白くない。」なんて声を聞きますけどね。
そういう人は、そう思っていればいいだけの話し。
あまりに発想が低俗すぎて、まともに話しをする気にもなりません。
中には、決勝で戦ったチームのOBから「鶴岡東を応援する気にならない。」なんて
声があることも知っています。
こういっちゃぁなんですがね、羽黒や酒田南が甲子園出場を決めたときでも、
自分の悔しい気持ちをグッとこらえても「頑張ってきてほしい!」と個人的に
寄付金を出したり、ブログでも 応援してきたつもりなんですけどね。
某軟式野球部が全国大会に出場した際にも、寄付金を出したり。
それが、正々堂々と戦って敗れた者の勝者へのリスペクトであり潔さだと思うし、
自分が住む地域の代表として送り出す側の感覚なんだと思ってましたからね。
ましてや、自分も元高校球児なわけですから。
確かにあと一歩のところで敗れたのは、本当に悔しいでしょう。
5年前、我々も同じように決勝で敗れ、悔し涙を流した。
スタンドで人目をはばからず、悔しくて号泣してヤツがいた。
テレビの前で、力尽きたエースの姿に、涙をこぼしたヤツもいた。
でも、だからこそ「自分達の分も甲子園で頑張ってほしい!」と素直に思えるわけですよ。
初回のダブルプレーのジャッジはミスジャッジだとか、頭おかしいんじゃないかと思いますよ。
近くで見ている審判が絶対なんだと、子供の頃に覚える最初のルールを知らないんですかね。
逆の立場でも「(塁に触れてないのに)流れでアウトだろ。」なんて言うんでしょうかね。
そういう低俗なことをいうところへの寄付や応援は、今後は考えていこうと思います。
野球留学生の問題についても、ここではとても語りつくせるものではありません。
ただひとつ個人的に言えることは、鶴岡にシニアがないということも、毎年甲子園を狙うことを
大前提としている強豪私立にとっては、大きな関連性があると思うわけです。
甲子園出場選手の出身地にばかり目がいきますけど、地元の選手でも中学時代に軟式しか
やってなかったのか、シニア・ボーイズで硬式経験者なのかということも重要になってきます。
県内出身者が多く、内陸でも人気のあの強豪校は、そのほとんどがシニア出身者でしょう。
もちろん、軟式経験者でも、その素質や高校入学後の本人の努力や適応力の高さから、
硬式に変わっても力を発揮できる選手がいることも知っています。
今回の鶴岡東のクリーンナップはみな県内の新庄出身者ですけど、彼らは中学の部活には属せず、
みなシニアで硬式をやってきた子たちなわけですよ。
レギュラーの中で、中学時代に軟式をやってきた子は、地元中学出身のわずか一人のみ。
鶴岡にもシニアが出来れば、県外のシニアやボーイズの経験者を受け入れなくとも
県内出身者だけで編成することも可能になってくるのかもしれませんよね。
素直に、母校の甲子園出場は嬉しいです。
でも、この先の鶴岡の子ども達の、高校野球・甲子園につながる硬式野球への
選択肢の少なさには正直に危機感を覚えます。
2013年に由利本庄にもシニアができ、酒田、新庄、そして村上、新発田にもシニアがあります。
その地域の、将来甲子園を目指したい、高校でレギュラーを獲得したい、と思う子どもたちには、
中学の部活動以外にも、そういう選択肢もあるということなんです。
甲子園出場校の県外生の割合だけで、外人部隊だの県外生ばっかりで面白くないなどと言うよりも、
まずはそういった地域の礎を作り上げることが急務なんだと思います。
あくまでも、個人的な考え方ですよ、あくまでも。
まずは甲子園に向けて、OBとして全力で協力していきます。
地域の代表として純粋に応援してくださる方、是非、応援のほど宜しくお願いいたします!
まずは夏一勝してもらいたいところですよね。