"やんちゃ"カテゴリーの記事一覧
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毎度ありがとうございます!
突然ですけど、自分には「親方」や「師匠」と呼べる人がいないんですよね。
唯一、知り合いの焼鳥屋のお母さんから少しだけ手ほどきを受けたんですけど、
実際に焼いたわけでもなく、となりで4、5日見学させて頂いただけなんです。
つまり、ほとんど独学ってやつです。
でも、おかげさまで皆様に支えられながら、何とかこれまでやってこれました。
思えば開店して間もない頃に、ひと通り食べて飲んだお客様に
「犬のエサ、持って帰るから焼いてくれ。」って言われた事があります。
オレの焼いたやきとんは「犬のエサと同等なのか。」と本当に悔しかった。
その時に、偶然お客としてカウンターにいた自分の兄が、
「犬のエサってことはねぇだろうが!オレが言ってやるか!」
って言ってくれたんですけど「いや、いいよ。」と、
それを制して黙って焼きました。
独学で飲食店を始めたもんで、やっぱり自分の腕に自信が持てなかったんでしょうかね。
その時は、言い返す言葉も見つからなかったですから。
我々の商売の根っこの部分は個人の味覚の問題ですから、当然お口に合う合わないはあるでしょう。
けれど、最初からマズイものを食わせてやろうっていう料理人はいないと思うんですよ。
逆に、凄く美味しいものを出してくれるんだけど、何故か行きたくないお店っていうのもあるでしょうし。
そういう事っていうのは、経験したり言われてみないと分からない事なんですよね。
そして、それを克服して成長していくにはある程度の時間が必要なんだと思うわけです。
すべてが上手な1年生はいないんですよ。
食べずに文句を言われたら、人としてそれは違うでしょって言い返せますけど
食べてマズイといわれたら、それは真摯に受け止めるしかないですよね。
自分は禁煙もそうですけど、「やってやるよ!」っていう反骨心が強いタイプの人間なもんで、
あの一言を言われたことが、自分の中ではホントに大きな意味を持つ出来事だったんです。
自分の未熟な腕もそうですけど、そんな言い方をする人もいるんだって、
改めて商売の厳しさを教えてもらった気がします。
そう考えてみると、自分にとって「お客様は、神様」じゃない。
「お客様は、お師匠様」なのかもしれません。
いろいろと、勉強させて頂くことがたくさんあります。m(_ _)m
なんか上手くまとまらないんで、今日はこれまで。 -
毎度ありがとうございます!
昨日は「庄内ざっこ」のリョウイチくんと奥様のクミコちゃんとスタッフのアケミさんにご来店頂き、
日光に行ったお土産にと「志そとうがらし」を頂戴しました。
我慢できずに、その場でごはんと一緒にご馳走になっちゃいましたけど、すごく美味しかったです。
わざわざ、ありがとうございましたm(_ _)m。
昨年、佐野屋での飲食店向け「日本酒講習会」でご一緒してから、
酒蔵見学やらブログリンクやらで親しくさせて頂いてると、
勝手に思っております(笑。
日光東照宮ですか・・・いいですねぇ。
思えば昨年夏に日光に家族旅行に行った際に、
息子が高熱を出してしまって急遽トンボ帰りするハメになって、
翌日に予定してた東照宮には行けなかったのを思い出しました。(過去記事:那須にて参照)
自分は、こう見えて歴史が大好きで、空海=明智光秀説を本気で信じてる人間なんです。
その謎を解き明かすとされる、日光東照宮にある明智家家紋の桔梗紋を見てみたいんですよね。
行くと知っていれば写真を頼めばよかった・・・(≧≦)。
今、時間あったら行きたい所は?と聞かれたら迷わず「日光東照宮」と答えます(笑。
東照宮に関しては30分くらい語りますんで、興味のある方はカウンターでお声をお掛け下さい。
「二代将軍秀忠」「三代将軍家光」「明智平」「桔梗紋」・・・。
あなたの知らない歴史がそこにはあるのかもしれません。 -
毎度ありがとうございます!
本日もたくさんのお客様にご来店頂き、ありがとうございました。
ヨシダさんご夫妻とご友人の方々には、「風邪、大丈夫?ブログも見てるよ。」と
お声もかけていただきました。
ご心配をおかけしましたが、もう大丈夫です。
で、みなさんが現在は山形に単身赴任されているとの事だったんですけど、
実は、自分もサラリーマン時代に函館から仙台に単身赴任してた経験があるんです。
まだ若かったせいもあって仙台に辞令が出たときは、
一人暮らしは出来るわ、鶴岡の実家には近くなるわで
大喜びで単身赴任したんですけど・・・。
大学時代で一人暮らしには慣れてましたけど、
金銭的にはやっぱり学生時代よりかは少しは余裕があったんで、
自炊はほとんどしなかったんですよね。
社内では「東北の人員整理にやってきた北海道の人」的な立場だったもんで、
とても仕事終わりに仲間と飲みに行く雰囲気でもなく、
コンビニの弁当やラーメンで済ますことがほとんどでしたね。
一人でポツン食べる晩メシが何とも味気なくて、ちょこちょこ鶴岡に帰ってきては
友人達と昭和通りに繰り出してワイワイやってました。
たまに地元に帰ってきては、仲間と飲む酒は格別ですよね。
「よし!オレも明日からまた頑張るぞ!」みたいな力をもらえます。
今日から5月です。
やんちゃは2日~5日まで4連休になります。
ご不便をお掛けいたしますが、何卒御了承下さいませ。
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毎度ありがとうございます!
昨日は、息子の同級生のゆきのちゃんのお母さんが、会社の方々とご来店頂きました。
謝恩会で御一緒して以来、ずっと「やんちゃに行ってみたかったんですよ」と
楽しみにしてくださったんだそうです。
恒例の煙でモクモクの店内に、綺麗な女性が3名ですから恐縮しましたけど、
これが「やんちゃスタイル」です(笑。
またのご来店をお待ちしておりますね。ありがとうございました。
あっ、ファブリーズをお忘れなく(笑。
ところで、先日カウンターのお客様とこんな会話がありまして・・・。
会社の中には営業職と技術職ってありますよね。
その方は営業職でして、「マスター、俺達営業はさ。
ぶっちゃけ俺達が仕事をもらってくるから会社の売上げがあると思ってる。
けど、現場は自分達の技術がいいから安心して営業できるだろって
みんな思ってるんだよ」と。
うーん・・・。自分もサラリーマン時代は営業しかしてなかったんで、
どちらかと言えば営業寄りの考え方なんですけど、
技術者の真意っていうのはよく分からないんですし、
その会社の社風や考え方もあるでしょうから、
簡単に良い悪いと答えれる事ではなかったんですよね。
今の自分も言うならば、営業職と技術職を一人二役やってるようなモンですからね。
どっちかの車輪だけでも、うまく前には進めないと思うわけです。
「自分なんかは技術を磨くのと同じように、話術も磨いていかないとって思ってますけどね。」
って我ながらナイスな答えが出た!
「現場と営業、携わる内容は違えど、会社の方向は一緒で、言うならば両輪対同なハズですから。」
おー、両輪対同なんて四字熟語とっさに作っちゃったよ。
「お客様も自分たちも幸せにならなくちゃね。」
おー、なんだポンポン出てくるぞ!コレコレ、この話術。デタ━━━゚(∀)゚━━━!!
まぁ、そういうアツイ話は、酒を酌み交わしながら激論するのが一番なんです。
「俺はこう思う!」「イヤ、それは間違ってる!」そうそう、その本音を引き出したい。
そこからまた何か生まれるんですよ。
それで、そういうアツイ話には「やんちゃ」がよく似合う。フフフ。
なんか今日は、いやらしい感じのオチですいませーん。(*`▽´*)ウヒョヒョ -
毎度ありがとうございます!
今週は歓送迎会シーズンで忙しい毎日です。
昨日も、このブログを毎日チェックしてるよという、ヨシダさんご夫妻にご来店頂きました。
ご主人には以前にもご来店頂いておりまして、本当にいつもありがとうございます。
で、カウンターに座ったヨシダさんから「せっかくだから今日は一杯付き合ってもらえませんか?」と
ご丁寧にお心付けのお誘いを頂戴しました。
ありがとうございます。すごくうれしかったです。
でも、お心付けは頂戴しないと決めておりますので、どうぞお気遣いはご無用です・・・。
普段から「何かご馳走するから飲んでよ。」と
お声をかけていただく事が結構あります。
でも「やんちゃ」では自分もスタッフもそういったお心付けは
一切頂戴しないと決めております。
それは、自分のポリシーでもあるからなんですよね。
ほかのお店の店主がお客様に勧められて、飲むこと自体は否定はしません。
そこに正解不正解はないんでしょうし、それぞれの店主の考え方があると思いますから。
それも売り上げの一端ですし、勧められて無下に断りたくないというのもあるでしょう。
ウチではやんわりと遠慮してますけど、そうすると中には
「オレの酒が飲めねーのかよ!」と怒る方もいるんですよね、正直。
モメるのもイヤなんで「じゃ、お言葉に甘えて」って頂いたこともあります。
けど、そういうお客様は次も必ず「まぁ飲め。」ってお声がかかります。きりがないんですよ。
そうすると、もう自分でもケジメがつかなくなってしまいますよね。
包丁や炎を扱う者が、飲んでしまっては注意力も散漫になるし、味覚も狂います。
何より、このあとご来店されるお客様に、飲んで仕事するのは失礼だと思うんですよ。
ですから大変申し訳ないんですけど、お客様からのお心付けはすべてご遠慮させて頂いております。
お気持ちだけ、ありがたく頂戴いたします。
その分、もう一杯飲めますから。
気にせず、ゆっくり飲んで行って下さいませ。 -
毎度ありがとうございます!
先週は東京のしんさんからご来店頂き、やきとん屋の形態やら、東京での山形の地酒の評価やら
いろいろと参考になる話をたくさん聞けたんですけど、そうなるとやっぱり自分の目と舌で
確認しないと気が済まなくなる性分でして・・・。
自営業ではあんまり「出張」って言わないのかもしれないんですけど、
近いうちに東京に出張に行かないとダメですね。
自分の感覚やら感性を呼び起こして、現状に満足しないためにも
「なかなか時間がとれなくて・・・」なんて
言ってる場合じゃないんじゃないかと思うわけです。
開店当初、鶴岡で初めて「やきとん」と書いたちょうちんを出したとき、
「やきとんって言うから何か珍しいモノ出すのかと思ったら、ただのやきとり屋だべや。」と鼻で笑われ、
自分のこだわりを分かってもらえず、凄く悔しい思いをしたこともありました。
でも、その悔しさがあったからこそ、今日までやきとん一筋でブレずにやってこれたし、
「やきとん=やんちゃ」のイメージでお客様に可愛がってもらえたんだろうと思うんですよね。
ちなみに、鶴岡で「やきとん」の看板を出しているお店は、未だにウチ以外まだどこもありません。
まぁ、その分ウチが目立つんで、別にいいんですけど・・・。
そういう意味では10年以上も前から「やまがたの地酒」にこだわってきて、
誰にも相手にされないところからスタートして利き酒の世界大会のファイナリストにまでになった
佐野屋の店主サノとも、大人になってから意気投合できたのも何かの縁を感じるし
商売の方向性にも共通するものを感じるわけです。
やきとんの世界大会はないんでエントリーできませんけど・・・(笑
ただ、やっぱりこの商売をやってる以上、自分の中ではやきとんありき、なんですよね。
お酒よりやきとんで勝負したいって言うのは常にあります。料理人なら当然ですけど。
お客様に喜んでいただけるのなら、お酒や焼酎の品揃えもすぐに増やせますけど、
それだけだと日本酒バーや焼酎バーと変わらなくなっちゃう。
もっとやきとんも追及したいし、鶴岡で流通しない部位もまだまだたくさんあるんですよね。
まずは自分で食べてみて、庄内人の舌に合うのかどうかも確かめてみたいし。
価格とボリュームのバランスや、東京の店の雰囲気にも飲み込まれてみたいし。
自分を奮い立たせるための「出張」は、絶対に行かないとダメだな。マジで。