"高校野球"カテゴリーの記事一覧
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毎度ありがとうございます!
たくさんの皆さまから心温まるコメントを頂き、改めて自分自身が高校球児を持つ親として
考えさせらることが多々あって、しばらくブログの更新ができませんでした。
息子よりも、実は自分の方がきちんと気持ちの整理ができないまま、
すでに夏の大会が始まっていたというのが本当のところでしょうか。
チームは、初戦の新庄南・東桜学館連合からは危なげなく勝利し3回戦に進出しています。
明日は山形市のきらやかスタジアムで長井との対戦ですが、カミさんも自分も仕事ですし
帰宅時間を考えると仕込みも間に合いませんので、明日は球場には行けません。
長井に勝てば、17日(土)は中山町の県野球場で13時からの試合になります。
仕込みや準備を考えると応援に行けば開店時間に間に合わないのは必至でしょう。
となれば、すんなり臨時休業にするか、はたまた開店時間を遅らせて、という手もあるか。
いずれにしても、15日の結果が出てからどうするか考えたいと思います。
最近、10年前の93回大会で30年ぶりに母校が甲子園出場を決めた当時のことを
よく思い出すんですよね。
前年の92回大会は決勝で敗れて悔し涙を流し、甲子園の尊さと出場までの険しい道のりを
イヤというほど味わって、決勝に進んでも甲子園は1校しか行けない現実を突きつけられた。
その翌年に30年ぶりの甲子園を決めてくれた時には県野球場のスタンドでOBみんなで抱き合って
人目をはばからず大号泣して甲子園の景色を思い浮かべて、ワクワクが止まらなかったんです。
いい年したOBの大人たちみんなが、憧れの甲子園に行けるんだという楽しみに浸った数週間でした。
小真木原南駐車場18:00集合 18:30出発~
もうその日は、どうやって18時まで時間を過ごしたか覚えてないですもん。
あまりにも楽しみすぎちゃって(笑
OB会バスに積み込むビール・サワー・ジュースは、全て発砲ケースに氷と一緒にぶち込んで、
つまみのオードブルはバスまで配達してもらって、大きなタンクに爽の2.7Lと烏龍茶6Lを入れて
コックを捻ればそのままウーロン割りが出てくる簡易サーバーまで設置して(笑
運転手の「では、甲子園に向けて出発します!」のマイクと同時に「かんぱーい!」が始まり、
口ラッパや勝利の歌の大合唱で、最初のトイレ休憩あつみの道の駅「しゃりん」の時点で、
もう全員ベロンベロンになってましたもんね。
このテンションで12時間もバスの旅が持つのかと、誰も考えてなかったですから。
あのバスの雰囲気は今思い返しても楽しかった。
確かにバスの経費も掛かったし、自由時間も少なく制限も多かったバスツアーではあったけど、
30年ぶりの甲子園出場で「応援ツアー」とはこんなもんだと割り切れる部分もありましたから。
あれからちょうど10年で、母校は6回も(うち選抜は中止)甲子園に出場する常連校になり、
それに伴って甲子園への憧れやOB同士の盛り上がりが薄れてきているのは肌で感じています。
出場回数を重ねるにつれ、それも仕方ないことなのかもしれませんけどね。
自称「イベント屋」の自分にとっては今のOB会の活動も寂しい限りですし、
これ以上の盛り上がりを企画することの限界というか「無力感」みたいなものを
感じているところでもあります。
何かが始まれば何かが終わるように、自分にとっての一つの役目の引き際を模索しています。
頼もしい後輩もたくさんいますから、あとのことの心配は無用でしょう。
新しい時代にふさわしい若くて活気のあるOB会になるべく、ここらで一区切りつけたいと思います。
そういう意味でも、息子が現役部員ということ以外にも、今年の夏は特別な夏になるでしょう。
今日も暑くなりそうですね。
降り続いた雨もようやく上がり、今日は雑草で埋め尽くされた庭の草刈りをやります。
水分補給を忘れずに。
小まめな休憩もとりましょう。
それではまた。
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毎度ありがとうございます!
いよいよ夏の高校野球、甲子園予選の組み合わせが決まりました。
鶴岡東はBブロックに入り、そのまま順調に勝ち上がった場合、準決勝は第1シードの酒田南と
激突することになる組み合わせです。
酒田南は第1シードとはいえ初戦の山形城北、その後も東海大山形と厳しい戦いが続くブロックです。
激戦を戦い抜く選手個々の体力と投手陣を含めた選手層の厚さがどこまであるのか、
春季大会優勝チームとはいえ1年生2年生が主体の若いチームだけにそのあたりがカギになるでしょう。
同一ブロックの創学館は旧校名山形電波高校。
校名変更後から着実に力を付けてきている新鋭校と言っていいでしょう。
私立ではありますが部員には地元選手が揃い、順調に勝ち進めば山形中央と当たる三回戦が
序盤の山場になってくるでしょうか。
反対側のブロックの日大山形と羽黒は、どちらにしても決勝には1校しか上がってこれませんから、
そこまでの戦い方や投手力をじっくりと見極めておくくらいしか対策はないですかね。
昨年の秋季県大会準決勝で対戦した日大山形とは延長11回サヨナラホームランで4-5で
負けていますけど、その後の対戦はありませんからお互いに意識するところではあります。
今年は父兄としての立場もありますので、対戦相手のデータを見ながら能書きをこいて、
自己分析を楽しむよりも、一戦一戦を確実に勝ち上がっていくだけですと謙虚な姿勢で挑むだけです。
今年は、観客を入れての開催を準備しているそうですので、静かなスタンドやサイレントな応援だけは
勘弁してもらいたいところなんですよね。
ベンチに入れなかった部員達にもスタンド応援という「戦う場」を与えてあげてほしいんですよ。
声を出さずして映画鑑賞のように椅子に座ったままで、ここまで2年半一緒に頑張ってきた仲間と
「共に戦う!」ということを体感できるでしょうか。
そして、ブラスバンドの応援も認めてあげてほしい。
吹奏楽部の彼ら彼女らにも、球場での活躍の場を与えてあげてほしいんです。
一生に一度の経験は、なにも野球部員に限ったことではありません。
少しずつでもいいので、またあの熱い夏を取り戻せるように大人たちが頭を使って策を練り、
感染対策を徹底しながら、高校生たちに活躍の場を作ってあげてほしいと思っています。
まだメンバー発表にはなっていませんが、どんな結果になろうとも最高の夏になるように、
自分も一緒になって戦う気持ちで挑む夏になるでしょう。
あと少し、すぐに最後の夏が始まります。
応援よろしくお願いいたします。
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毎度ありがとうございます!
ゆっくり起きた日曜の朝です。
昨夜は緑一色に染まった夜でした。
「緑一色(リュウイーソー)」といっても麻雀の話しではなく、カウンターに座っている全員が
鶴岡東野球部OBだったという偶然の話しです。
13年組タクとヒロノブ、12年組ホンジョウとユウキ、そして5年組タケシ、この全員がなんと
予約なしのランダム来店。
さらには小上がりにも悪役商会のトモカズと一緒に13年組のワタライとノムラも来店し、
これでトモカズまで鶴東OBだったら役満上がってますよ(笑
コロナでなかなか厳しい状況の中、こうして顔を出してもらえるのは本当にありがたいことです。
たまに「やんちゃは鶴岡東関係者しか入れないお店なんでしょ?」と真顔で聞かれることがありますが
全くそんなことはありませんのでご安心ください。
ただ、こうして後輩たちが集ってくれるのは嬉しいことに違いありません。
今はゴルフをやっていませんけど、以前はOB会コンペを年に2回は開催して、
年配世代から若手世代まで一緒になってゴルフで楽しんで酒飲んで盛り上がっていたものです。
数年前まではOB会コンペもやっていたんですけど、若い世代がゴルフだけは参加するけど
「反省会の飲みはちょっと…」とゴルフだけやって帰るので、そのうちコンペもやらなくなったそうです。
時代なんでしょうかね。
「OB会コンペ」なんだから、ゴルフ後の反省会も当然セットだと思うんですけどね。
仲のいい同期だけでパーティ組んでラウンドして帰るなら、プライベートと何にも変わらないでしょ。
そんなコンペなら盛り上がらなくて当たり前です。
なんだろうな、昔の盛り上がりを知っているだけに、ちょっと寂しい話しですけど、
それも致し方ないのかもしれません。
自分でいうのもなんですけど、自分の役目は「イベント屋」というか、みんなで盛り上がる「遊び」を
企画して実行していく担当だと思ってやってきました。
ゴルフコンペだって、ただ開催したって盛り上がらないですよ。
参加を呼びかける段階で「反省会」まで盛り上がろうぜ!っていう声かけも大切だろうし、
全員で集合写真を撮ったり、各自の1番ホールのティショットの写真をHPに載せてみたり、
司会をやって盛り上げたりして「こんな雰囲気のコンペならまた出てもいいかな。」と
思ってもらえるような雰囲気作りは少なくてもしなくてはなりません。
中には「反省会の参加費3000円ないっス。」みたいな金欠なヤツもいるけど、
そんな時ほど先輩がポンと出してやりゃあいいんですよ。
どっちみち、後輩と飲みに行って二人で6000円なら、カッコつけるでしょうに。
自分の場合はそんな時は「金のことはいいから反省会はみんな参加してくれよ。」と促して、
ドラコンやニアピンを獲った機嫌のいい先輩のところに近づいて行って耳元で
「あいつ、反省会の金なくて帰るって言ってますよ。」と囁けばそれでOKですから。
反省会の参加費なんかすぐに集まっちゃう(笑
先輩もそういう時ほどカッコつけたいんだもん。
後輩も「あざーっす!」て挨拶しときゃいいんですよ。
何度も書いてますけど、まずは遊ぶことで距離が近くなって世代を超えて仲良くなって、
その雰囲気の良さがOB会へとつながれば、自然と人もお金も集まるものだと思ってるんですね。
自分とタケシなんて8コ違いますし、そのタケシと彼らも6~7コ下なんですから。
普通ならそんな離れた年代で一列に並んでカウンターで飲まないでしょう。
我々は鶴岡に住み、当たり前のように先輩を見つけても「オイッス。」でいけますし、
気難しい先輩風を吹かせるようなヤツもいませんしね。
そんな気楽な付き合いができることこそ、自分が目指していたOB会の姿だったわけです。
いつまでも先輩にパシられたり、たばこの火をつけたりお酌したりの堅苦しい会に、
誰が面白くて金出してまで参加しますか。
もう40も50も過ぎたら、みんな同じですよ。
自分にとっては可愛い後輩であるのはもちろんのこと、みんな仲のいい友達の感覚なんですよね。
理事会ではどう決まるかはまだ未定ですけど、自分の中ではOB会での役目は一つ終えた気がします。
OB会という組織運営を大きなエネルギーを使って動かすよりも、仲のいいメンバーで
面白いと思ったことを気軽にできるこじんまりとした会の方が楽しいですしね。
それは「グルメ部」でも「温泉同好会」でも「ギャンブル部」でもなんでもいいんです。
若い世代の考え方やこれからの時代に合わせたOB会に変わっていくためには、
若い世代の「イベント屋」の出現を促していくことも必要です。
さてさて、二杯目のコーヒーも飲みきりました。
天気も落ち着いていますから、カールを連れてどこかに出かけるとしますか。
素敵な日曜日をお過ごしください。
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毎度ありがとうございます!
昨夜はOB会の役員会がありました。
このコロナ禍のなかでOB総会を開催すべきか否か、たくさんの役員の方々からご意見を頂戴し、
今年度(1月10日開催予定)のOB総会は開催しないと決定いたしました。
それでも現役の部員たちのために、OB会費は集めなくてはなりません。
当日、会場での徴収ができなくなったわけですから、振込みでの入金をお願いするだけです。
役員の方々には、案内文の封筒詰めから入金のお願いの電話アプローチまで、何かと忙しいなかで
本当にお手数をお掛けしてしまいます。
我がOB会は、役員全員が「2番バッター」のようなものです。
みんなのために、OB会のために、そして現役の部員たちのために、自己犠牲のもとに文句も言わずに
送りバントをやってくれているわけです。
自ら率先して、その役目をやりたいという人は一人だっていないでしょう。
みんなに仕事があって家庭もあって、報酬もないなかで面倒くさい会議やら総会やらの準備に、
あーでもない、こーでもないと意見を出し合って最終的にはみんなの意見に従って動いていく。
これを自己犠牲と呼ばずして何と表現すればいいものか。
みんながそういう感覚のなかで頑張ってくれているのに、みんなで担いでいる神輿のてっぺんの
会長が自ら神輿を降りたい意向とはどういうことなの、って話しなんですよ。
ならば、自分も神輿を担ぐのを辞めます。
それぞれが自分の感情だけで進退を決めれるならば、自分以外の役員のなかにだって
正直、降りたいヤツらなんかいっぱいいますよ。
それでも誰かのために、野球部のために、後輩たちのために、という使命感だけで
面倒くさい役目を引き受けて、みんなが頑張ってくれているわけです。
OB会は営利目的の法人ではないんです。
OB会費の不正使用や不祥事でも起きない限りは、無理に「若返る」必要はありません。
OB会に必要なのは「安定感」なんですよ。
思い返せば、恩師田中先生の葬儀送る会も準備企画し、たくさんのOBの皆様に参列頂きました。
ここ10年間で甲子園にいく機会も増え、寄付金の一部で念願だった野球部の専用バスを
購入してもらうこともできました。
マスターズ甲子園に出場し、たくさんのOBに甲子園の土の感触を味わってもらいました。
創部50周年記念式典には学校長を来賓にお招きし、盛大な節目を迎えることができましたし、
何の準備もないままに「50周年記念誌」を作ろうと走り出し、最終的には立派な記念誌も
製作することができました。
10年前まではOB会のホームページすらなかったのに、今年は新しいホームページができて、
新たにメール会員の拡充にも取り組んでいくところです。
前例がない中で常に新しいことに挑戦し、それを実際にカタチにしてきた自信と自負が
現会長のもと我われ役員会にはあるはずなんです。
もう一度言っておきます。
会長が降りるというなら、自分も降ります。
無責任だの、投げ出しだの非難されても結構ですから。
生意気にも、そんな話しを大先輩方に向かって熱く語った夜でした。
やんちゃからいつもの三鷹、そしてスナックこもれびへと若い奴らとともに
久しぶりにマイクを握って楽しく盛り上がった夜になりました。
久しぶりの二日酔いです。
それでも起床は4時半です。
まだまだ煮こみにも時間がかかりそうです。
寝落ちしないように注意しなくちゃ。
それでは今日も頑張っていきましょう。
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毎度ありがとうございます!
連休中に秋季高校野球県大会が開幕しました。
が、スタンドには高校野球ファンの姿は無く、ブラスバンドどころかメガホンを叩くことも、
選手の名前を叫ぶことも、選手の必死のプレーに沸くことも、球場全体がチャンスにざわめくこともない、
静かな観戦が続いています。
チームで戦うとはどういう意味だろう。
全員野球って何をいうのだろう。
静かなスタンドを眺めながら、ふとそんな事を思う、この秋スタンドからの保護者応援です。
控え部員たちのスタンド応援も立派な戦力にかわりはないはずだし、球場のスタンドで観戦する
控え部員たちに、ベンチ入りメンバーと共に戦っているという意識が、どれほどあるのだろうか。
相手のスタンドまで圧倒するくらいの声を張り上げ、血マメだらけの手で必死に叩く太鼓の音は、
あいつらと立っている場所は違えど俺たちも一緒に戦っているんだというチームの一体感と責任感、
そしてプレーに勇気と感動を与えていたことに改めて気づかされます。
今は、まるで映画でも観ているかのように静かに椅子に座ったままで、仲間たちのファインプレーや
タイムリーヒットにも「ヨッシャー!」「ナイスバッティング!」と声を出すことも出来ずに、仲間たちの
躍動する姿をただ眺めているだけのようで例年以上にメンバーと控え部員との立ち位置が
はっきりと分かれてしまっているスタンドです。
球場で戦っているのはメンバーだけじゃないんですよ。
控え部員たちにも戦う場を与えてもらいたいな、と思うのは綺麗ごとですかね。
まぁ「だったらもっともっと努力してベンチに入ればいいだけの話しだろう。」
10人いれば10人がそう言うでしょうけどね。
ごもっともな話しです。
新チームが始まったばかりだけど、引退まで残り一年も残っていないのもまた事実。
この一年の過ごし方が重要になってきます。
これまでは、一人のOBとして会費を納めて、勝っただの負けただの結果だけに一喜一憂していました。
パンフレットを眺めては、こいつは良いピッチャーだとか、こいつは名門シニアから来たヤツだとか、
当たり前だけれども表に出ている選手だけを見てきましたしね。
今は少しだけ立場も変わり、また違う角度から支え応援する立場です。
この秋から、球場のスタンドでの見る位置もこれまでの最前列から最後方に変えました。
これまでは戦う選手たちに少しでも近い位置で見たかったし、応援する声も届けたかったんです。
今は一番後ろから、戦う選手たち以外にも控え部員やたくさんの保護者の姿も見えるように、
そういうのを全部ひっくるめて俯瞰で全体を見渡せるように、最後方で観戦しています。
今は保護者同士でハイタッチすることもできませんし、肩を組み合うこともありませんしね。
意外にも、今まで見えていなかったことが見えたりして結構新鮮なんですよね、これが。
この大会、ベンチに入れなかった息子にも最後の最後まで頑張らせます。
誰かが見てくれていようと、誰も見てくれなかろうと、やるだけやったかどうかは
本人だけが知っていることなんですよ。
あいつ自身が後悔しないためにも、ここからが勝負でしょう。
そして、あいつに残された時間は、あまりにも少ないのかもしれません。
それでも頑張るあいつのために、今日も4時半に起きて弁当を持たせる朝です。
自分も建前や綺麗ごとを並べるだけで、後悔はしたくありません。
自分にとっても今という時間は人生で一度きりしかないんですから。
さーて、また煮こみを作りながらブログを書く朝がやってきました。
このルーティンが一番しっくりきます。
忙しい朝の時間効率が最高にいいんですよね(笑
今日は連休明けでお店はヒマそうですけど、いつものようにのんびりやってます。
よかったら、どうぞのんびりとお越し下さいませ。
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毎度ありがとうございました!
本来であれば甲子園に応援に行く予定でいた16日と17日でしたが、コロナ感染防止のため
自宅のテレビの前で応援し、昨日は庭の草刈りをしてステイホームでお盆休みは終了です。
鶴岡東vs日本航空石川の試合、最後まで白熱したいい試合でしたね。
一番驚いたのは、先発に変則左腕阿部を登板させたこと。
誰もが太田だと思っていたはずです。
鶴岡東には背番号1がエースとかいう、これまでの高校野球の概念はない気がします。(たぶん)
複数の投手を相手の打線や特長に照らし合わせ、調子の良さや相性のいい投手を見極め、
そこから継投でつないでいくカタチが鶴岡東の投手起用のカタチでしょうか。
昭和の時代のように「背番号1に任せた。」とか「エースのお前と心中だ。」などということは
全くと言っていいほどないでしょう。
お店でも「エースは投げないの?」とか「1番の子は温存してるの?」と聞かれることがありますけど、
「エースとか1番とかの概念がないからね。この試合を勝つためのベストな布陣で戦うだけ。」
と答えるようにしています。
その選手起用にも驚かされますが、どの投手も持ち味を発揮してしっかりとゲームメイクできること、
1イニング大量失点などで試合が壊れない安定感があるということに感心するばかりです。
6月には夏の甲子園までが中止と発表となり、今年のチームは41年ぶりのセンバツも出れず、
そのままユニホームを着ることなく引退する可能性だってあった学年だったわけです。
その後、県独自大会の開催が決まり、全国ではセンバツ出場予定だったチームが敗退しているなかで、
しっかりと実力通りに県大会を優勝し、東北大会でもベスト4という力のあるチームでした。
甲子園でも昨年のベスト16を上回る成績を残せたんじゃないかと思ってしまうほど、
まだまだ甲子園で戦う姿を見たかったと思うのは自分だけではないはずです。
ちなみに、交流大会の組み合わせが、センバツのトーナメント表だと仮定すると、
次戦はベスト8をかけて大阪桐蔭になるんですよね。
めちゃくちゃ見たいカードじゃないですか(笑
トーナメント戦でないのが本当に残念です。
そんな偉大なる先輩たちの背中を見て、新チームにどんな変化と新たな目標ができるのか、
今から楽しみにしています。
遡れば、センバツ出場の際には友人知人から、たくさんの寄付金を頂戴しました。
センバツは中止になりましたが、交流大会というカタチで選手たちを甲子園に送り出すことができ、
センバツ時には入学していなかった1年生部員も全員甲子園のスタンドに連れて行くことができました。
頂戴していた寄付金は、そういった控え部員の移動や宿泊の経費にも充当させて頂くことになります。
たくさんの皆さまから支えられ、甲子園で勝利する姿をともに見れるというのは、
何ものにも代えれない感動と喜びがありますよね、やっぱり。
引き続き地域の皆さまからのご支援とご声援を宜しくお願いいたします。
秋はすぐに始まります。