『笑顔の中に美味さあり。』

やきとん専門店「やき処やんちゃ」店主ブログ

平和とは
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休日の昨日は、前から時間がなくて観れてなかったDVD「空母いぶき」をようやく観ることができました。
マンガや映画はフィクションだという目で見たとしても、この映画は一度は見ておくべきでしょう。

島国日本が持つ自衛隊という力が「防衛」という名の不条理と不合理、法の解釈と現場指揮官の判断、
そして何よりも「戦争をしないための戦闘」という言葉の意味・・・

憲法9条だの今の内閣だの、そんな政治的なことなんかよりも、いま外国が日本を侵略してきたら
今の日本に何ができるのか、どんな判断が必要なのかを考えるいいきっかけにはなるはずです。

自分の身内にも防衛大から自衛隊に進んだ従兄弟(いとこ)がいます。

有事が起きた際には、まずは自衛隊が出動して対処してくれると国民全員が思っているわけですけど、
その自衛官にも愛する家族や子どもたちがいるわけで「使命感」「愛国心」という言葉だけでは、
到底表すことの出来ない覚悟や緊張の中で、明日死ぬかもしれない毎日がそこにはあるわけです。

いやらしい話しですけど、高校卒業したばかりの自衛官候補生(2年任期)の初任給は133500円です。
令和2年4月から8,600円上がって142,100円になります。
お金じゃないと思うかもしれませんけど、今の日本は隣国との緊張状態が続いていて、災害救助や
復旧活動以外のいわゆる防衛活動・・・つまり命の保証が無い任務に行く可能性もあります。

あなたは行けますか?

日本の政治家が「安全な非戦闘地域」などと国会で言ってますけど、相手が一方的に攻撃してきたら
その瞬間から、そこは「戦闘地域」になるわけです。

数年前、尖閣諸島沖で中国漁船が海上保安庁の巡視船に体当たりしてくる事件がありました。

日本は平和的に「呼びかけ」や「対話」などと武力以外の方法で対処しようとしても、
相手が一方的に攻撃してきたら、相手側が攻めてきたらどうするのか、現場ではどんな判断が
必要なのか、国民の命の重さと自衛官の命の重さは同じという考え方はどこまで通用するのか。

我々がごく平凡な日々を送るその毎日の中で、全くリアリティの無い戦争や戦闘という言葉。
穏やかな国民生活のその陰で、有事に備えて厳しい訓練や演習を繰り返す自衛官たちの日常。

たくさんのことを考えさせられる映画だったと思います。
是非ご家族でご覧になっていただきたいですね。

そして「これは映画のなかの話しで、マンガが原作じゃん。」などと言わずに、
観た後に何を思うのか、何を感じたのかを話すきっかけになるのであれば、
完成披露試写会で主演の西島秀俊の言う「この映画は観てくれる人がいて完成だと思う。」という
言葉そのままに、この映画の持つ本質に迫れるような気がします。

うちのカミさんは途中でガッツリ寝てましたけどね(笑
もしも息子が自衛官になったら、絶対に寝ていないはずです。

それが今の平和な、いや平和に見える日本の姿かもしれません。

さて、煮こみが仕上がってきました。
煮こみを作れる日々、美味しいと言ってもらえる日々、ありがたいことです。

今週も頑張っていきましょう!










コメント

1. 我等 励みて 国安らかなり

自衛官任官の宣誓
「私は、我が国の平和と独立を守る自衛隊の使命を自覚し、日本国憲法及び法令を遵守し、一致団結、厳正な規律を保持し、常に徳操を養い、人格を尊重し、心身を鍛え、技能を磨き、政治的活動に関与せず、強い責任感をもつて専心職務の遂行に当たり、事に臨んでは危険を顧みず、身をもつて責務の完遂に務め、もつて国民の負託にこたえることを誓います」

私が自衛隊に入隊した時に一番初めに上官より説明を受けて宣誓書にサインしたのが自衛隊生活の始まりでしたね。

これは幹部自衛官の宣誓ですよ。
「私は、幹部自衛官に任命されたことを光栄とし、重責を自覚し、幹部自衛官たるの徳操のかん養と技能の修練に努め、率先垂範職務の遂行にあたり、もつて部隊団結の核心となることを誓います」

率先垂範して死を覚悟しなくてはなりません(涙

戦争が起こって安全な非戦闘地域なんて無いんですよね。一度、戦争となれば全地域が戦闘地域になりますね。国内には各国のスパイが入り込んでいますしね。そもそ各国には自衛隊は憲法9条があるから専守防衛だけなんて言葉は通用しませんよ。戦闘服を着たコスプレ集団ではありませんからね(笑

それと私が居た頃は128000円位の俸給だったと思いますよ。そんなに変わっていませんね(笑

仕事終わりに、やんちゃで飲む。これが出来るのも彼等が居るからです。
「我等 励みて 国安らかなり

2. >萬年幹事の松さん

必ずコメントがくると思っていました(笑

自衛官任官の宣誓の言葉も、まさに劇中に出てきました。
国民の平和な日常は、まさに彼らのおかげです。

攻撃されるまで待つのか、攻撃される前に撃つのか、
前線での判断と自衛官の葛藤がリアルに描かれていました。
面白かったというよりも、やっぱり「考えさせられた」でしょうか。

誇り高き職務であるとともに、その覚悟と死生観をもって
任務を遂行している自衛官には頭が下がります。
今度一杯やりながら語りたいですねぇ。

3. 無題

私、3年ほど前は立て続けに九州に行く事が多く『がんばれ!熊本』の意味合いが濃かったのかツアーはどれも福岡メインではなく熊本でした。
人吉の特攻隊の記念館行った事有りますか?私は2回行きました。1回目はバスでドンチャンやりながら行きましたけども館内に入ったら、もう言葉でませんでした。放心状態で記念館を出て宿まで無言で帰りました。2回目はある程度中身も分かった上で行きましたけど涙がボロボロ止まりませんでした。
今、平和な日本ですが大先輩達の悲惨な犠牲があった事は覚えておかなきゃならないし、後世にも受け継がなければならないと思います。と、人吉に行ってそう思いました。

4. >20番が涙腺スイッチさん

はじめて真面目なコメントありがとうございます。

熊本はおろか九州そのものへ行った事がありません。
一度は行ってみたいです。

「特攻隊記念館」ですか。
ものすごく興味あります。
親父も兵隊で出兵していましたから。

戦争体験を経て今の平和な日本があるのではなく
戦争体験から自衛隊を持つ軍事力によって平和を保っている
という方がしっくりくるのかもしれませんね。
NO軍事力、ノーガードの国家などありえないわけですから。

悲惨な戦争体験と英霊たちの言霊を我々はしっかりと
胸に刻みつつ、新しい戦争や武力による侵略を絶対に
許してはならない使命があるはずです。

でも、相手が仕掛けてきたら、
相手が侵略してきたら、
正当防衛という名の人柱を
この国はどう受け止めていくのか。

そんな事を考えさせられた映画でした。
今度是非観て感想を聞かせてください。

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