『笑顔の中に美味さあり。』

やきとん専門店「やき処やんちゃ」店主ブログ

夜空を見上げて
毎度ありがとうございます!

昨日は同級生の告別式に参列し、無念さと無力さとが入り混じった何とも言えない
徒労感が込み上げてきて、店が終わった後にスタッフと飲みに出かけました。

自分もスーパーマンじゃないんで、他人の相談事や悩み事のすべてを解決できるわけがありません。
それでも話を聞けば聞いただけ、自分の中にもそのことが気になって意識の中に入ってきますから、
何もしてあげれない無力な自分にも関わらず、自分なりに頭を働かせたり解決の糸口をそれなりに
探ってみたりは一応してしまうわけです。

でもね、死んだらそこでお終いですよ。
死んで楽になるんなら、もっとみんな死んでますから。
人間、死んだらお終いです。

生きるということは、もがき苦しむこと。
全部が理想通りになんていかないのが当たり前でしょう。
金があっても死ぬ人は死ぬんですから。

スイマセン、またワケの分からん重たい内容になりましたね。
というわけで、話題を変えましょうか・・・

今日はそんな葬式帰りということもあって、店が終わってから、同じ豚肉を仕入れている
とある重鎮のやきとり屋さんにスタッフとお邪魔してきたんです。

実は、同じ肉問屋から仕入れているやきとり店が庄内には45店舗くらいあって、数年前に
その加盟店45店舗でなにか取り組んでみないか、的なことを提案したことがあったんですよ。

以前ブログにも書きましたけど、加盟店理事会の方々が「だったらお前がやってみろ!」的な
上からの物言いが面白くなくって「そんなこと言うんだったら別にやんなくていいよ。」と
捨てゼリフを吐いて、自らの提案を破棄して降りた経緯があるんですね。

それなのに一ヵ月位前に、取引先の肉問屋の社長に「加盟店みんなで東松山に行こうよ!」と
ついつい余計なことを提案してしまったんですよね。
その話しが理事会の重鎮に聞こえてきたらしく「こないだ社長から聞いたけど・・・」と切り出されて
「オレは東松山なんて行かなくていい。行ったことあるからどんなもんかは、すでに知ってるから。」
なんて言ってくれちゃうわけですよ。

東松山のカシラ串が旨いかどうかのクオリティを確かめに行こうってんじゃないんです。
街をあげて、やきとり屋の組合が日本で始めて構築され、各店オリジナルの辛味噌の独創性と
やきとり文化地域の一体感に触れることで我々も何か刺激を受けて来よう、鶴岡のやきとり屋が
一同に結束して何かに取り組むヒントをつかんで来ないか、っていう提案なんですよ。

そしたら、また出ました!伝家の宝刀の捨てセリフ!
「だったら、お前が旗振って音頭とってやってみろ!」

「あのね、生意気言いますけど、みんなが同じ年会費を払っている加盟店なのに、
 お前がやってみろ、なんて言われるんだったらオレも最初から行かなくていいんですよ。」
「そんな事言い出したら、誰もやらねーだろ。」
「そうですよ。誰もやりたいヤツなんていませんよ。だって面倒くさいんだから。」
「なんだ、そりゃ。」
「生意気かもしれないですけど、あなた方の考え方は後出しジャンケンなんですよ。
 一緒にやってみよう!ってスタイルじゃないんだ。言い出したヤツにやらせてみせて、
 面白そうだとか手ごたえがあるぞって時に、後から乗っかってくる一番イヤなやり方なんですよ。」
「そんなこと言ったら何もできないだろうが。」
「そうですよ。所詮一人でなんて何も出来るわけがないですよ。だけどみんながやるんだったら、
 なにか面白いことをやってみたいと思うバカがここにいるんですよ。そういう場面であなた方重鎮が
 よし!面白そうだからウチも一緒にやってみようじゃないか!くらいのことが言えなくて何が
 理事会ですか。根本的にスタンスが合ってないんだから、別に東松山になんて行かなくていい。」
「・・・。」

はい、終了です(笑

娘も埼玉にいますし、別に気にいらねぇ人達と何時間もかけて埼玉まで行かなくていいんですよ。
行くんだったら個人的に行けばいいだけの話しなんですから。

わざわざ東松山に行かなくても、各店舗にハッピでも配って天神祭りや花火大会の時にでも
一夜限りでやきとりブースを出店してみるとか、変った部位を使って鶴岡のやきとり文化を
アピールしてみるとか、そういうことをみんなで取り組んでみないか、って話なんですよ。

ま、そんな面倒くさいことやらなくても、みなさん儲かってる歴史あるお店なんでしょうから、
そういう発想が生まれてこないんでしょうね、きっと。

「ムキになってスイマセン。お騒がせしましたね。」と丁寧にお詫びをして店を出ました。

こんなくだらないことで興奮して、唾を飛ばしながら無駄だと分かっていても口応えしてる・・・
情けない無様な自分の一夜でも、死んじまった同級生よりはマシなのかなと夜空を見上げて
感傷に浸っていたわけです。

何もしてあげれなくて、ごめんな。
それでもオレは、必死で生きていくよ・・・

同級生の冥福を祈りながら、カッコ悪くても明日を生きていくことに迷いはありません。

少し飲みすぎましたかね。
今日はもう休みます。
おやすみなさい。


コメント

1. 無題

後だしジャンケン、後から乗っかってくるヤツ居ます居ます。ハイハイ…

俺も、それ大嫌いです!奇遇ですネ(笑)

2. 無題

あ!
そう言えば、先日鶴東野球部の新入生見たんですが、俺が一目で惚れたヤツがいました!名前は聞いてませんが郡山から来たそうです。

3. >ポンセさん

確かに、なにか新しいことをやろうとするときに
旗振り役が必要なのは分かっています。
ただね、みんな同じ立場の会の中で、
上から目線で高見の見物感がムカつくんですよ。

みんなでやってみよう!という共通認識が生まれない限り
なにをやったって言い出しっぺが使い捨てられて終わりなんです。

どこかの会も、数年前までは似たような雰囲気でしたけどね・・・(笑

4. >ポンセさん

お宅の系列企業の社員の息子さんも、鶴東野球部部に入部したそうで・・・
すでに肘にメスを入れて2年生からのデビューを目指しているという
昔では考えられないようなパターンの子もいましたよ。

そろそろ春が開幕ですね~。
気持ち的には、スポ少が一番の年になってますけどね(笑

5. 熱量

私の好きな酒場のマスターは皆、何かしら熱量がありまして、そこがとても魅力的で何度も通うほどファンなってしまいます。

重鎮さんは東松山に行ってきても、雰囲気を感じられなかったのかなぁ。

6. >しんさん

東松山のカシラ串は、どうちゃらこうちゃらと、なにか語ってましたけどね。

別に、あの方々と行かなくても、何ひとつ困ることはないんで
娘が埼玉にいる間に、プライベートで行こうと思います。
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