『笑顔の中に美味さあり。』

やきとん専門店「やき処やんちゃ」店主ブログ

ぐい呑みキープ
毎度ありがとうございます!

自粛前にリサイクルショップで買っておいた「小物BOX」のリメイクが完了しました。
「ぐい呑みキープBOX」として何かちょうどいいモノがないか、あちこち探していたんですけど、
ひと枡の大きさと取っ手のアンティーク感とが気に入って2980円で購入しておいたんです。

これで2980円なり、安い買い物です。
ただ、さすがに引き出しの色が気に入らなかったんで、時間があるときに塗り替えようと思って
ずっと手をつけれずにいました。
こういう時間を使って、ようやくリメイクしながらキープシステムを考えていました。

取っ手を全て外して、サンドペーパーで全部の色を落としてからニスを3回重ね塗りで完成です。
綺麗にバッチリ塗りつぶすよりも、ちょっとハケ跡を残して色ムラを作ったことで、
よりアンティーク感が増したと思いませんか。

我ながら、満足のいく仕上がりです。

そもそも「ぐい呑みキープBOX」って何?って話しなんですけど、今から3年くらい前に
美原町の「やきとり米吉」に行った際に、店主のホシノくんから声をかけられたんですよ。

「すぐそこの養護学校の生徒たちが一生懸命に作った【ぐい呑み】がたくさんあるんですけど
 やんちゃさんも気に入ったのあれば自分用に1個購入しませんか?」と言われて
ダンボールを覗いてみたら、中に100個くらいあったんですね。

聞くと、養護学校の生徒さんが作ったぐい呑みを販売して、学校の教材費や学習の助成に役立てる
地域貢献の一環だというので「だったらうちも是非10個買わせて貰います。」と
その場で10個ほど即決で購入してきたんですね。

どの作品もなかなかの出来栄えで、養護学校の生徒さんが作ったと聞かされても、
どこかの陶芸家や道の駅のお土産コーナーで売っているようなクオリティの作品ばかりです。

そして、みんなのピュアな心が作品に出ているのか、ひとつひとつ繊細で丁寧で、
手に持つとなぜか心が温かくなるような【ぐい呑み】ばかりです。

これをお客様に1個500円くらいで購入して頂き、それを「マイぐい呑み」として
お店にキープできるというシステムなんですよね。

日本酒を注文したら、キープBOXからマイぐい呑みを取り出して楽しんで頂く・・・
日本酒好きには堪らないシステムではないかと思っています。
友達と飲みにきて、日本酒を注文して引き出しから自分のぐい呑みを出してきたら
「なに、それ!」って注目されることでしょう。

ちなみに、ご自宅にあるぐい呑みのお持込のキープはできません。
不可抗力で割ってしまう可能性もありますし、欠けてしまう可能性もあるからです。

それと、やっぱり養護学校への貢献という意味合いもあります。
販売した金額はお店の売上ではなく、また次回の生徒さんたちの作品購入費等に充当して、
少しですけど継続しながら協力していきたいという想いだからです。

1個500円ですが、ぐい呑みの数には限りがあります。
さらに、キープの引き出しにはネーム札をお入れします。

電話やメールでの予約はできませんので、お店再開の際にいらして頂いて
ご自身で手に取って選んでもらえればと思っております。

日本酒好きなご常連の方々に、是非お気に入りの作品を見つけて頂いて
末永く当店で愛用してもらえればこんなに嬉しいことはありません。

というわけで、山形県の緊急事態宣言が一部の業種を除いて11日から解除されることになりました。

懸念していた飲食店の20時までの時短営業要請も解除され、11日からはコロナ感染予防対策を
しっかりやれば通常営業できるようになるわけです。

それを受けて、当店は5月20日に再開する予定です。
11日、よーいドンではスタートは切りません。

3密にならぬように十分に注意しながら、その対策も含めてこれからの営業スタイルを
じっくりと考えていきます。

もう少し詳しく決まり次第、また改めて報告させていただきます。

20日にまた提灯に明かりを灯せること、少しだけホッとしています。
あとは、お客様が動くのかどうかですかね。

お客さんには来てもらいたい、けれども密は避けたい。

そんな葛藤は抱えたままですけど、とりあえず前に進みます。
のんびりでいいので、これからもよろしくお願いいたします。







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