『笑顔の中に美味さあり。』

やきとん専門店「やき処やんちゃ」店主ブログ

ルールの変化
毎度ありがとうございます!

スキージャンプにもルールがあるように「野球」にも複雑なルールがあります。
でも、今の野球のルールが最初から出来上がっていたわけではなく、長い年月を経て今のカタチに
なってきた野球ルールの歴史というものがあります。

ベースボールの原型ともいえる「タウンボール」がアメリカで行われていた当時は、
・投手が打者に打ちやすいボールを投げ、打者が打ち返す
・フィールドに好き勝手に散った野手が、打球をキャッチしそれを打者走者にぶつければアウト
・4つの累があって走者がこれを全部回ってホームに帰ってくれば得点となる

どうですか?これって小学生の頃に柔らかいテニスボール(通称:こんにゃくボール)を使って
近所の公園や体育館でやっていた野球とほとんど同じシンプルなルールじゃないですか。

その後、
1857年には21点先取で勝ちだったルールから、9イニング制に変更になったのは有名な話。
当時の野球は投手は下手投げで、バッターが打ちやすいコースを指定できたそうです。
試合後は主催者側が対戦相手をもてなすことが主流だったようで、ガスコンロなどもない時代に、
いつ終わるか分からないゲームのためにコックたちがずっと待機していたそうです。
そこでコックたちが猛反発したのがちょうど9回だったのがきっかけで9イニング制になったとか。

1858年:投手は下手投げ。見逃しに「ストライク」(打て)のコールがされるようになる。
1863年:真ん中付近を通らない球に「ボール」のコールがされるようになる。
1864年:ワンバウント捕球=アウトだったものがノーバウンド捕球のみアウトに。
1872年:手首を使ったスナップスローが解禁される。
1879年:全ての打たれなかった投球はストライクかボールに区別され「9ボール」で一塁へ。
1880年:「8ボール」で一塁へ。捕手が3ストライク目を直接捕球すれ打者は三振アウトに。
1881年:投手と打者との距離が45フィートから50フィートへ延長。
1882年:「7ボール」で一塁へ。横手投げが解禁される。
1884年:「6ボール」で一塁へ。上手投げが解禁される。
1886年:「7ボール」で一塁へ。
1887年:打者が投手に投球コースを指定できなくなる。「5ボール」で一塁へ。
      この年のみ5ボールは安打と記録され、4ストライクでアウトに。
      死球で一塁が与えられる。
1889年:「4ボール」で一塁へ。
1893年:投手と本塁の距離が50フィートから60フィート6インチに。

その他にも打者のルールやボークの定義や、守備妨害、打撃妨害、走塁妨害、用具の規定などなど、
今現在でも少しづつ野球のルールは変更になってきています。

時代が進むにつれ見たこともないプレーが実際に起きたり、ルールにないようなプレーを試みる
プレーヤーが現れたり、用具メーカーの開発の進歩だったり、少しづつではあるけれど
見ている人が分かりやすく、そして楽しめるようなルールに変換していったわけですね。

そして、ルールというものは「公平」であることが大前提なわけです。
どちらか一方が、一部のプレーヤーだけが得をするようなルールは公平とは言えないんですよね。

先日のブログでも書きましたけど、今回のオリンピックをきっかけにスキージャンプのルールや
その適用方法について見直すきっかけになってくれることを切に願うばかりです。
やっぱり競技前に全員チェックが一番妥当で公平だと思うんですけど、どうでしょうか。

というわけで、今日は野球のルールの歴史についてでした。

厳密にいえば、プロ野球と高校野球も用具に関してやビデオ判定などルールは違いますし、
軟式と硬式でも違う部分がたくさんあるんで審判員は大変なんですけどね。

それはまたの機会にでも。



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