『笑顔の中に美味さあり。』

やきとん専門店「やき処やんちゃ」店主ブログ

ホームタウン
毎度ありがとうございます!

文豪と入れ替わるように、さっき娘が埼玉から高速バスで帰省してきました。

今週は、ワタルんちのミナちゃんが見事第一志望の大学に合格し、旅立つ前にと
家族で顔を出してくれたり、車のパーツでお世話になった後輩が東京に旅立ったり…
再会や出会いよりも、旅立ちの別れが多く寂しい季節を痛感させられます。

けど、どの旅立ちも、未来に可能性を秘めチャレンジしていく旅立ちです。

明るく「頑張れよ!!」と笑顔で見送ってあげること。
この街で暮らしこの街にとどまる自分に出来ることは、それくらいです。

高校時代も野球部寮に入寮したため、15歳で実家を出た自分ですけど、
一人暮らしとなると大学進学で函館に移り住んだのが始まりでした。

野球しかのこと知らなくて、田舎の鶴岡のことが嫌いで「早くこの街を出たい!」という
気持ちだけが、とにかく強かったのを鮮明に覚えています。

それでも、盆と正月は友人や家族と会うのを楽しみに鶴岡に帰省してきてたんですけど、
いつからか、その帰省中でも「函館に帰りたいな。」って思う瞬間があるんですよ。

別に帰省中が楽しくないわけでもない。
函館に帰っても、特別な予定があるわけでもない。

それなのに、帰省して3日目くらいから「そろそろ函館に帰ろうかな。」なんて
気持ちが芽生えてきて、予定よりも早く戻ったりしたこともありました。
そう、鶴岡に戻ってくるというよりも、函館に戻る、という感覚に変わっていくというか
なんか不思議なあの感覚です。

そんな自分の中の小さな気持ちの変化に気づき始めた頃から、
「あー、オレもう函館の人なのかな。」なんて、自分の中の
何とも言えない感情に気づくんですよね。

そして、実際に函館に戻った途端に感じる、安堵感というか
落ち着く感覚というか、あの微妙な感覚も、無事に埼玉に帰還という
文豪のfacebookの投稿を見て思い出してました。

今は、出張や冠婚葬祭で遠方に足を伸ばしていても「早く鶴岡に帰って家でゆっくりしたいな。」
と感じることが多々あります。

引越し回数かれこれ11回、鶴岡以外にも函館・大阪・東京・仙台・青森と各地に移り住みましたけど、
今や自分のホームタウンは完全に鶴岡になっているということでしょう。

帰省した娘にとっては、今でも鶴岡の人の感覚なのか、もうすでに埼玉の人の感覚なのか、
酒でも飲んで勢いがついたら一度聞いてみたいと思います(笑
埼玉と言われたら、少し寂し気もしますけど、それもまた当たり前なのかもしれません。
 
さて、これから酒田に娘の運転で日本酒を仕入れに行ってきます。
安全運転に集中させるため、なるべく口出ししないで助手席で大人しくしていようと思います。

今日も一日頑張っていきましょう。


コメント

1. 無題

いつもお世話様です。

私事ですが、うちのせがれもいよいよ明日 上京します。

見送るか、連れて行って置いてくるか 相当悩みましたが、引っ越しの事もあるので家族で車で東京へ向かい、引っ越し完了後女房と帰ってくる事にしました。

きっと彼の心の中は 期待と不安で一杯でしょう。何はともあれ寂しくている私達の事は気にも掛けずに。

でもそれで良いんだと 今は思えるし思うことにしています。だって当時自分がどれだけ親元を離れたかったか・・・それを思えば今、私が当時の父の気持ちを痛感しているからです。

親として 必ず乗り越えなければいけない事。

自分も これまでの楽しかった3人と一匹の家族生活から卒業し、更に絆を深める為 家内と愛犬のまったり生活にシフトチェンジします。

長文失礼しました。

2. 無題

おつかれさまです。

自分の帰宅が取り上げていただき恐縮です(笑)……あ、僕は埼玉へ「帰宅」なんだな、やっぱり。

ふるさとは遠きにありて思ふもの、でしょうか……と言いつつ、この詩、冒頭だけだとほっこりした印象もありますが、そのあとに「そして悲しくうたふもの」と続くんですね。
「故郷はもう帰る場所ではなくなった。しかし、帰りたい気持ちを捨てきれない」という悲しい詩だとか。
大人になると、後半の方が身にしみたりして……ま、僕は帰りますけど(笑)。
故郷に帰れる場所があることに、感謝ですね。

3. >タイヤ屋さん

夜が明けたら、旅立ちの朝でしょうか。
それとも夜中に出発でしょうか。

新しい旅立ちです。
寂しい気持ちを悟られないように、
明るく振舞っているタイヤ屋さんが目に浮かびます。

ウチも引越しを兼ねて埼玉に車で向かったんですけど、
最後に娘を置いて帰ってくるときには、カミさんが大号泣でした。

親のありがたみや、一人暮らしの大変さ、
目標に向かって頑張る努力・・・

これから、たくさんのことを学ぶことでしょう。

息子さんが帰省された際には、是非ご家族でお越しください。
きっと、大人になって帰ってくるでしょうね。

その日を楽しみにしております!!

4. >コーチャーさん

無事に帰られたようで安心しました。
車での長旅、お疲れ様でした。

若い頃は「ふるさと」というワードを口にするだけでも
どこか恥ずかしさというか、照れくささがあったもんですけど、
今は抵抗感なく口にしますもんね。

自分は、出たくてこの街を離れ、帰ってきたくて
この街に戻ってきました。
鶴岡の良いところも悪いところもすべて受け入れたうえで
今、この土地に暮らしています。
多分、死ぬまで鶴岡で暮らすでしょう。

自分にとってのふるさとは、帰る場所ではなく
暮らす場所になってしまったんですね。

また帰省の際には、顔を出してくださいね。
今度は一緒に一杯やりましょう。

5. 無題

北海道新幹線も開業しましたので、そろそろ第二のホームタウン函館へどうですか?

アクセス悪いから行きづらいなんて、もう言わせませんよ!

特急いなほ→新幹線こまち→はやぶさなら、am10時に出て、pm4:30には着きますから(笑)

6. >タムちゃん

ご丁寧にダイヤまで調べて頂いてありがとうございます。

太平洋側を横断する北海道新幹線の恩恵を受けることなく
しっかりと6時間以上はかかる行程に、
ただただ笑うしかありません(笑

腰痛持ちの自分には電車で6時間移動は
地獄以外の何ものでもありません。

他のルート検索をお願いします(笑
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