『笑顔の中に美味さあり。』

やきとん専門店「やき処やんちゃ」店主ブログ

愚痴で結構
毎度ありがとうございます!

人は胸に抱えたつっかえを言葉で吐き出すことで、気持ちが楽になることがあります。
酒を飲んで酔っ払えば尚のこと、それが人間でしょう。

それはたとえ他の人が聞いたら陰口・悪口・愚痴だったとしても、言わずにいられない、
話さずにはいられない、誰かに聞いてもらいたい、そんな夜もあるものです。

そこで酒を飲んで酔っ払えばなおのこと、それが人間ってもんでしょう。

人が生きている間は、嬉しいことや悲しいこと、楽しいことや愚痴や陰口などなど、
酒席の数だけ心の奥底に抱えている感情が表に出てくるのが自然なんだと思うんです。
 
それは「リモート飲み」では、絶対に満たされることはないと思っています。

隣に聞いてくれる人がいるその体温というか、人の温もりと酒のチカラが相まって、
自分自身の本音を引き出すからなんですね。

シラフで女を口説くヤツはいないでしょうし、いい大人がシラフで肩組んで泣いていたら、
それはもう完全な情緒不安定な人ですから。

立場や状況で話したくても話せない、言いたい言葉をぐっと飲み込んででも
ぐっと耐えなくてはならない場面が大人たちにはたくさんあります。

こらえる言葉の裏側には、単純に吐き出せないだけじゃなく、誰かを守るためだったり、
何かのバランスを保つための「我慢」があったりするわけですね。

残念ながら、自分は仕事中に、お客様と一緒に飲むことはできません。

けれども、お客様の感情の揺れというか、吐き出したい言葉は受け止めてあげたいと思っています。
それはもちろん、その役目を求められればですよ。

そして、また同じようにやってくるそれぞれの明日に向かって、少しでもその背中を
押してあげられたとしたら、それこそ酒場冥利に尽きるというものです。

だから、話す言葉の残像にこだわりたいと言えばおこがましいけど、最後になにか一つでも
心に残る言葉をかけてあげたいな、なんて思っているわけです。

今日はちょっと抽象的な内容でしたね。
でも、きっと気がついてくれてるはずです。

また愚痴やストレスが溜まったら、吐き出しにくればいい。
人はそうやって心のバランスを保ってるんだから。
たまには外で酔っ払って帰ったっていいじゃねーか。

にんげんだもの(笑











 

コメント

1. 無題

飲食店ってのは時間と空間をお客さんがお金で買ってんだと思います。
コーヒーだって家で飲めば1杯あたり@30円くらいで飲めちゃいますし、寿司だってスーパーから買ってくりゃ10貫1P5~600円くらいで食べれます。焼き鳥屋なら煙を浴びながらアツアツの焼きたてをお店の方との会話を楽しみながら食べる事ができ、寿司屋のカウンターに座れば職人さんの仕事をしてる手元を見ながら飲んだり食べたりできる訳で…
それを言っちゃ~おしまいよ!ですよね。
臨場感の無い飲食なら美味しさも半減!と、私は思ってます。
いくら、ソーミシャンタンやリキンキのオイスターソースを駆使しても、やっぱりお店の味には勝てませんよ。(私の場合、お店で食べるより原価が高くなっちゃう時もありますが)

2. >20番が涙腺スイッチさん

酒場の空気感というか、ざわめき感というか、それはまさに臨場感ですよね。

自分も、そんな雰囲気とざわめきが好きです。
もちろん誰と飲むのか、ということも大事になってくるんですけど、
これで結構ひとり飲みも嫌いじゃないんですよ。

黙って飲む日もあれば、マスターと会話を楽しんだりの日もあります。
偶然居合わせたほかのお客さんと仲良くなったり、
そんな出会いもまた酒場ならでは・・・

お父さん料理は基本、原価無視が鉄則ですよ(笑
気に入った調味料と気に入った調理器具使いたいだけなんだから(笑

自分なんか、この間、冷凍のハンバーグを食べるために
鉄のステーキ皿のセットを買ったくらいですから(笑
皿買う前に、ちゃんとハンバーグ作れってww
我が家は雰囲気重視で楽しんでます。

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