『笑顔の中に美味さあり。』

やきとん専門店「やき処やんちゃ」店主ブログ

歴史的な出来事
毎度ありがとうございます!

WBC日本代表、優勝おめでとう!
たくさんのドラマと、たくさんの感動が詰まった最高のゲームだったと思います。

昨日のブログでも書きましたけど、この感動は9イニングまでやる野球だからこそだと
改めて声を大にして言わせてもらいたいですね。
あれが、もしも7イニング制だったとしたら、あんな劇的なドラマが起きたと思いますか。

WBCも良かったんですけど、昨日はもう一つ歴史的なことがありました。
今開催しているセンバツで、女子マネージャーが初めて甲子園でシートノックを打ったことです。

徳島代表の城東高校は部員13人で今センバツに21世紀枠で選出されました。
公立高でしかも進学校、他の部活と共有グラウンドという活動が限られている中で、
野球未経験の永野マネージャーが部員のためにと内野ノックを打つようになったんだそうです。

数年前の甲子園では、ユニフォーム姿の女子マネージャーがノックの際にボール渡しをして
役員から指摘されチームの一員としての役目を最後まで務めることができませんでした。

そう考えると、7分間のうちの1分間だったとはいえ歴史的な瞬間だったと言えるでしょう。
リアルタイムでテレビを観ていましたけど、ノックそのものも凄く上手だったと思いますよ。

今年の夏の甲子園からは、ベンチ入りが18名から20名になります。
このテーマも以前にはブログで、地方大会はベンチ入り20人で戦って優勝しても甲子園では
2人がベンチから外れなければならないという残酷さを何とかならないものかと書いてきました。

プロ・社会人・大学は、ベンチ入りは25人までとなっています。
高校野球は、この夏からやっと20人になります。

甲子園出場となれば、主催者でもある新聞社から交通費は公共交通機関普通座席料金、
宿泊費は一人3000円支給されるのを理由に大会経費がかかるからだと言われています。

これも、野球のベンチ入りはどのステージでも25人までと統一するべきでしょう。
しかも、高校野球でも球数制限を導入したことにより、従来のエース完投型のチームよりも
複数の投手が必要となるわけで、準備のためのブルペンキャッチャーも複数必要になってきます。

熱中症対策のためのサブのメンバーの必要性も高くなり、可能な限りベンチにメンバーはいた方が
チームとしても余裕を持って戦えると思うんですけどね。

実際に、出場校すべてに割り当てられる甲子園での事前練習(今センバツでは中止)では
1チーム35名までがフィールドに入ることができるわけですからね。

一気にすべてが変われなくても、今回の女子マネージャーのノックが可能になったように
時代に伴った規定(ルール)変更や、解釈が必要だと思うわけです。

なので、自分は金属バット否定派です。
全てがプロ同様にとは言わないけれど、大学・社会人と同じ規定ではなぜダメなのかを
今一度考えてもらいたいんですよね。

高野連、野球用品メーカー、テレビ放映権・・・
いわゆる高校野球に関連するさまざまな大人の事情が、間違いなくそこにはあるということです。

高校生の競技の応援に行くのに、有料で観戦する競技って他にあるんですかね?
なんか、そういうところからなんですよね。

あまり高野連のこととかを書くと怒られますので、これ以上は書きませんけど、
いずれにしても今回の高野連の決断は「あっぱれ!」だったということです。

今日はセンバツも雨で順延になりました。
WBCも感動したけれど、やっぱり自分は高校野球が好きです。

テレビはどこもWBCばかりですけど、もう一杯コーヒーを飲んで動き出しますか。

それではまた。



コメント

1. 無題

バット問題は僕も考えるところ多いです。
昨今の高校野球を観ていると、チーム間格差は確実に起きていて、都道府県の1、2回戦あたりで大阪桐蔭にような甲子園常連校と、いわゆる弱小校が対戦した場合、常連校の打者が現在の性能の良い金属バットでフルスイングした鋭い打球を、相手チームの守備は捕球できないどころか直撃して大ケガしないか心配になるときもあります。感覚的には、今の高校野球の甲子園常連校・強豪校の打者は「大人に金属バットを持たせるとこんな試合になるんだな」と感じていた昔の社会人野球の打者レベルくらいには進化している。アマチュアのパワー・技術の進化は世界共通のようでそう考えると、日本もまもなく移行しますが、アメリカのアマ野球が反発係数を木製バットと同じにした低反発の金属バットを導入したのもよく理解できます。
一方で木製バットにすると経済的な問題はもちろんですが、今回のWBCで韓国のメディアが報じた「韓国の野球が弱くなったのは高校野球で木製バットを導入したのが理由」という説が「へえ」と思う内容で。なんでも高校生くらいだと木製バットではどうしても打撃力が落ちてしまうので、チームの勝利を求めた結果、打撃力よりもスモールベースボールに走る高校が激増した結果、しっかりと振り切る上のレベルでも通用する打者、パワーヒッターが育ちにくくなったとか。まあ、あくまで一例、一因くらいで捉えるべき話だとは思いつつ、たしかに日本の高校野球でも木製バットが採用されたら、勝つために、甲子園に出るために、そういう方針をとるチームは出そうだなあ、と(今でさえ少なくないのに)。より高いレベル、プロを目指す選手の育成が大事である一方、そういった選手のことだけ考えるのも歪といえば歪。よって木製バットでも選手やチーム、目的・目標・将来に応じて向き合い方はいろいろな考え方があっていい、ビッグもスモールも混在するというのが理想なのでしょうが、現実はそう上手くはいかないのでしょうね……。
そう考えると、日本でも導入する低反発の金属バットがどんな状況を生み出すかで今後の対応は変わってくるかもしれません。
まあ、結局は金属バットでも木製バットでも、指導者の意識と知識力が高ければ問題ないという身も蓋もない結論にもなりそうですが……とさらに長い話になりそうなので、続きはまたいつかカウンターでお願いします!(笑)

2. >コーチャーさん

韓国の弱体化は高校野球で木製バットを導入したから~という記事は
自分も読ませてもらいました。
同様に、甲子園で通用する選手になるためには軟式ではなく
硬式のシニア・ボーイズが不可欠論も日本には根強くある議論です。

「木を見て森を見ず。」ではないけれど、もっと総合的に
時間軸も1年2年ではなく10年先まで見据えた指導方法や技術論を確立させておかないと
今の勝利至上主義の方々を論破するのは難しいでしょう。
社会人硬式の7イニング制導入の先に、野球界の発展や
エキサイティングベースボールがあるのかは甚だ疑問に思っているところです。
むしろ野球離れやシラケに繋がらないのかなと危惧しているんですよね。

このテーマでこのコメント欄では足りませんので
いつか時間を取ってトークしましょう(笑

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